在留特別許可を求めていたイラン国籍アミネさん一家の問題にやっと終止符が打たれました。 長女マリアムに在留特別許可(在留資格「留学」2年)が認められ、両親と次女は日本での生活をあきらめてイランへ帰国、という結果でした。両親と次女は去る4月26日に支援者に見送られて日本を去っていきました。 最高裁棄却決定後、長勢法相が「一家には帰国していただく」と明言していたこともあり、最悪は一家全員で帰国かとも思われましたが、世論にも支えられマリアムの在特が何とか認められた形です。 とはいえ、家族がバラバラにされてしまうこと、そして日本で生れ、日本の文化しか知らない10歳の次女の将来を思うと無念でなりません。 日本の入管行政の愚劣さには心底怒りを覚えます。 長女のマリアムは現在、アパートで一人暮らしをしながら群馬県内の短期大学に通学しています。生活費を自分で捻出しなければならないため、毎日アルバイトをしており、肉体的にも決して楽ではありません。 帰国したアミネさんからの報告によると、未だ仕事が見つからず、次女のシャザデも友人ができず寂しい毎日を送っているそうです。「困りました。途方にくれています」と訴えるアミネさんは日本の入管行政にどのような思いを抱いているのでしょうか。 日本での暮らしを求める非正規滞在家族のケースは後をたちません。 私たちAPFSは今後とも長期にわたり日本で暮らした非正規滞在者の合法化−在留特別許可取得のため全力を尽くしていく所存です。 最後になりましたが、署名その他、ご協力をいただいた皆様にこの場をかりてお礼申し上げます。ありがとうございました。 【おことわり】 本ホームページの更新が長いこと滞っておりました。皆様には深くお詫びいたします。 今後は1ヶ月2回程度の更新を定期的に行っていく予定です。
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