― 連続行動で全員に在特を ―
2006年7月30日(日)、板橋区グリーンホールに子どもたちを連れた外国籍住民が続々と集まってきました。みな、一様に真剣な面持ちです。 この日、正午から在留特別許可を求めるAPFS会員家族が集まり「在留特別許可を求める非正規滞在家族連絡会(略称 在特家族会)」の設立集会が開催されたのです。子どもを含め19家族50名の非正規滞在家族が参加しました。会場には報道陣の姿も見えます。 正午。APFS山口代表がマイクを握ります。 「今、ずっと日本で暮らし、子どももいる家族が続々と摘発されています。みんな真面目に暮らしてきた人たちです。本当に悪い人を捕まえないで、一生懸命生きている人たちを捕まえる入管はおかしくありませんか?」 会場から口々に「おかしい!」「子どものことを考えてほしい!」と声があがります。 長年にわたり日本で暮らし、強固な生活基盤が形成され、子どもが学校に通う家族を退去強制するのは納得できません。 この後、山口代表から去る7月9日に在特家族会の準備会が開かれたことが告げられました。準備会では、在留特別許可を求めている家族が一丸となり家族会を結成すること、そして連続行動で家族会の運動を社会にアピールすることが決定済みです。 「今日、この場で家族会を正式に設立します。家族会に参加する方は拍手をしてください」 これに全員が拍手で応えます。在特家族会が発足した瞬間です。 次に家族会の代表として、フィリピン国籍のアシアさんが発言。アシアさんはすでに家族で在留特別許可を取得しています。 「私たちはビザをとることができました。皆さんにもとってもらいたいと思います。とにかくがんばりましょう!」また、拍手が起こります。 この後、家族会として省庁交渉や署名などを含め、連続行動で法務省ー入管に在留特別許可を求めていくことが確認され、設立集会は無事、終了しました。 在特家族会は「子どもの最善の利益」のためにも全員が在留特別許可を取得するまで不退転の決意で進みます。ぜひ皆さまの応援を御願いいたします。 |
ASIAN PEOPLE'S FRIENDSHIP SOCIETY (APFS)