2006年4月30日、恒例の定期総会&移住労働者のメーデーが板橋区グリーンホールで行なわれました。 総勢100名を超える外国人、日本人が集まりました。外国人の参加者は、バングラデッシュ、フィリピン、ミャンマーなど、様々な国々出身の会員たちです。都内はもとより、千葉や埼玉、群馬など遠方から参加する方も多くみられました。 定期総会は、吉成勝男代表の優しくも強い、信念の感じられる開会挨拶で幕を開けました。議案提案においては、昨年度の活動報告と来年度に向けての方針が提案されました。 昨年度(2005年度)は、外国人を取り巻く社会情勢の厳しさのもとAPFSにとってはまさに試練の時となりました。人的・財政的な危機に対し、APFSの役員・運営委員・会員が一丸となりなんとかこの窮地を乗り切りった状況が報告されました。来年度(2006年度)は、活力に満ちた新たなAPFSを創り出すとして、理念の確認や幅広い範囲での活動、基幹部署の設置などを目標とすることが報告されました。 質疑応答では、厳しい状況のAPFSを、会員一人ひとりも当事者意識を持ち助け合おうという意見が出ました。また、ボランティアとして活動に参加したいという外国人会員の発言もありました。 決算・予算提案では厳しい財政状況をどう切り抜いたか、実際の収支を見ることにより実感しました。結果的には黒字になり、積立金・繰越金を多少なりとも出すことが出来たとの報告がなされました。 そして新たな人事案が発表されました。APFS創設当時から19年間尽力した吉成勝男が代表の座を去り、若手の山口智之が引き継ぎました。他の人事も刷新し、APFSの新たな船出を予感させるものとなりました。役員選出の最後に、吉成氏への今までの功労を称え、サプライズで花束、記念品、クリスタルの表彰状の贈呈がありました。突然の進呈に吉成氏は照れくさそうな様子で受け取っていました。(代表は降りても、吉成氏は引き続き専従者としてAPFSで活動します) つづいて、移住労働者のメーデー(前夜祭)に移りました。開会挨拶に続き、連帯挨拶ということで、多くの友好団体からの熱いメッセージが読み上げられました。 基調報告では「月刊労働組合」の編集委員吉川 元氏による最近の日本の労働事情についてのお話がありました。外国人も熱心に聞き入り、メモをとる姿もみられました。 その後の交流会では、バングラデシュ音楽グループ「ウットロン」の演奏やフィリピンのダンスなどを楽しみながら、フィリピン風ビーフンやバングラデシュの炊き込みご飯ビラニとお酒などで大いに盛り上がりました。 最後は、APFS恒例の「団結ガンバロー!!」で皆の気持ちがひとつになり、幕を閉じました。 今回の総会&メーデーは新たなAPFSの門出を期待させるものとなりました。独自のAPFS色を維持しつつ、社会情勢に柔軟に対応できる、懐の大きい団体へと転換していけると確信したメーデーでした。 |
2006年度 役員 代 表 副 代 表 同 事務局長 事務局次長 会 計
その他 運営委員 顧問 協力弁護士
相談役 |
: 山口智之(新) : 津川 勤(再) : MD.ANWAR(新) : TOTA MIAH(新) : 吉田真由美(新) : 吉田真由美(再・兼任)
: 9名 : 6名 : 3名
: 吉成勝男(新) |
ASIAN PEOPLE'S FRIENDSHIP SOCIETY (APFS)