■■ イベント ■■

「外国籍住民による平和と人権を求めるパレード」
(渋谷にて)

 

 7月13日(日)、「外国籍住民による平和と人権を求めるパレード」が120名を越える参加者により渋谷街頭で行われました。バングラデシュ、パキスタン、ビルマ、フィリピン、インド、ネパール、イラン、韓国、イタリア、日本という10カ国の出身者が参加しました。

 前日のシンポジウムは日本人が多く見られましたが、パレード参加者は外国籍住民がほとんどです。

 午後2時、宮下公園に続々と集まってきたAPFS会員を中心とした外国籍住民はパレード出発の前に簡単な集会を開きました。

 吉成代表の挨拶では「アメリカは今、自分達の考えを世界の国々に押し付けようとしています。そしてそのために戦争を起こしています。こんなことは許されるべきではありません。私たちは平和と平等を求めます。また、日本国内ではすでに生活基盤を形成している多くの非正規滞在者がおり、そうした人たちが引き続き日本で平和に暮らしていけるよう社会にアピールしていきましょう」と力強く訴えました。

 続いてパレードの共催団体である在日パキスタン協会、在日ビルマ市民労働組合、ジャパン・バングラデシュ・ソサエティの代表がそれぞれアピールを行います。どの団体のアピールも、平和と人権を求める熱のこもったものでした。

 続いて、前日(12日)に開催されたシンポジウムのゲストであり、韓国からやってきたJCMKの発言です。「移住労働者の権利は常に守られなければなりません。元気一杯、パレードを行いましょう」と大きな声で激が発せられました。

 王子労政事務所とAPFSを応援してくれている日本人の仲間からの連帯アピールを受け、決議文の採択に移ります。津川副代表が読みあげる決議を、集会参加者全員が拍手でしっかり確認ました。その後、白取APFSスタッフの後に続き全員でシュプレヒコール。いよいよパレード開始です。

 明治通りかから東京電力、渋谷区役所前を通り渋谷駅前から再び宮下公園に戻る一周コースです。日曜日の渋谷の街は人であふれています。その人の波の中を、オレンジ色の横断幕やノボリをたてた私たちのシュプレヒコールが響き渡ります。

「外国籍住民は平等を求めるぞ!」
「外国籍住民は平和と人権を求めるぞ!」
「外国籍住民への差別・偏見をやめろ!」
「日本で暮らす権利を認めろ!」

 道行く人々、特に若い人々の熱い注目の中をパレードは進みます。約40分のパレードは最後まで元気一杯、行われました。沿道の人々も最初は何のパレードか分からず不思議そうな顔をしていましたが、外国籍住民が平和と人権を求めて行進しているとわかると、拍手してくれました。

 宮下公園に戻り、「外国籍住民、非正規滞在者の人権を守るため、これからもがんばりましょう!」と津川副代表が挨拶し団結ガンバローでパレードは終了。恒例のビラニ(バングラデシュの炊き込みご飯)を皆で食べて解散しました。

12.13日の両日を合わせて200名を大きく越える人々が参加者してくれました。これからも外国籍住民の抱える問題をきちんと見つめながら、さまざまな形態の活動を行っていきましょう!!

<開催概要>

■ 日 時  7月13日(日) 午後2時〜

■ 場 所  宮下公園(予定)

■ 主 催  APFS 
        在日パキスタン協会 
        ビルマ市民労働組合 
        ジャパン・バングラデシュ・ソサエティ

■ 連絡先  APFS TEL 03−3964−8739

 

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(APFS)





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