5月4日の日曜日、板橋区産文ホールにおいて第17回APFS定期総会および第14回「移住労働者のメーデー」が同時開催されました。参加者数は予想を大きく上回る100名を数え、60名定員のホールは立ち見の人々であふれ熱気につつまれました。参加したAPFS会員の出身国は、バングラデシュ、パキスタン、ネパール、ビルマ、フィリピン、中国、アメリカ、韓国、日本の9カ国にのぼりました。 まず15年間にわたりAPFSをけん引し続けてきた吉成代表の開会挨拶で幕開けです。吉成さんの大きな声がホール内に響きわたり、たちまち参加者の気持ちが一つになっていきました。 そして会計の小川さんによる決算報告および予算案提案へと続きます。APFSもいまや年間活動費が1000万円を越えています。財政的には常に厳しい状況にあり、会員の積極的な会費納入が必要であると提起されました。この後の役員選出では満場一致で新人事が承認され、ハサン事務局長(バングラデシュ国籍)の閉会挨拶で総会は幕を閉じました。
司会はサニーさん(バングラデシュ国籍)、服部アンピさん(フィリピン国籍へとチェンジ。そして再び吉成代表が登壇です。メーデー開会を告げる元気な声が発せられました。 続いてゲストの皆さんから連帯の挨拶が次々と寄せられます。先日、再選されたばかりの遠藤千代子板橋区議、王子労政事務所の横山美華さん、ジャパン・バングラデシュ・ソサエティのシェイク・アリムザマン副代表、在日ビルマ市民労働組合(FWUBC)のティン・ウィン会長がAPFSへの熱い期待と連帯のメッセージを述べてくださいました。 基調報告は事務局次長の山口さんが行いました。長期低迷にあえぐ日本経済のしわ寄せが移住労働者に襲いかかっていること、それに抗するため労働者として自らの権利は自らが闘いとらねばならないことが力強く提起されました。 続いて移住労働者の権利や在留特別許可などをめぐり活発な討議が行われた後、サナウラさん(バングラデシュ国籍)が読み上げた本年度メーデーの決議文を全員で採択。第一部の司会をしたアノアールさんが音頭をとり「団結ガンバロー」で締めました。 この後は楽しい交流会です。ビラニ(バングラデシュの炊き込みご飯)やビールが配られAPFS顧問である渡戸明星大学教授の音頭で乾杯! APFS会員の皆さん、移住労働者の皆さん。 そして闘う移住労働者の存在と権利を更に日本社会にアピールしていこうではありませんか! 「一人は万人のために、万人は一人のために」という気持ちでこれからも共に闘っていきましょう!! APFS 2003年5月6日 |
APFS 2003年度役員
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代表 | 吉成勝男 |
副代表 | 津川勤、エムディ エス イスラム(ナンヌ) |
事務局長 | エムディ エヌ ハサン |
事務局次長 | シャー ホセイン、山口智之 |
会計 | 小川彩 |
運営委員 | ショーラブ ホセイン、シーク シフディン、エムディ ジャシム ウッディン、エムディ サナウラ ホック、エムディ アノアール、モハメッド ラフィーク、ムンラ アスラム、トタ ミア、アブル カラム イデル、レイナ ルセンコ、日影ミャマーラー、白取芳樹、木村史崇、中村 三省(群馬連絡所) |
顧問 | 渡戸一郎(明星大学教授) 遠藤千代子(板橋区議会議員) |
医療アドバイザー | シェイク アリム ザマン(日大医学部助手) |
協力弁護士 | 山田正紀(東京弁護士会) 松下明夫(仙台弁護士会) 田中裕之(東京弁護士会) |
<開催概要> ■ 日時 2003年5月4日(日) 第一部 APFS総会 午後2時00分〜午後3時30分 ■ 場所 板橋区産文ホール 第6会議室 |
ASIAN PEOPLE'S FRIENDSHIP SOCIETY |
ASIAN PEOPLE'S FRIENDSHIP SOCIETY (APFS)