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『一坪反戦通信』
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 第172号(2005年10月28日発行)

辺野古報告:緊急集会には500人


 開始以来537、538日目にあたる10月7日(金)、8日(土)、辺野古の座り込みに参加してきた。

 ご存知のように、台風対策とのことで、海上の単管やぐらは全て撤去されている状態。海上阻止行動そのものは取り組まれていないが、浅瀬での水泳練習やカヌー練習が取り組まれていた。勿論これらはあくまで阻止行動へ向けたものであって、一般的な水泳教室等を目的としたものではない。 「海はダラダラしていると危険」との平良夏芽さんの言葉が印象的であった。私自身もカヌー練習に参加したが、準備から片付けまで共同作業で行い、自力自闘で阻止行動に備えていた。そしてカヌー練習参加者には、練習によってカヌーによる阻止行動の大変さの一端でも分かってもらおうという事もある。

 一方辺野古の訴えを、名護市内でも宣伝していこうと、立て看板に様々な訴えを書いて市内の至る所に設置していた。

 また女性を中心に、「岸本市長に怒っている市民の会」が立ち上げられ、浅瀬案容認発言をした岸本へ直接抗議の申し入れをしたり、連日名護市役所での昼休み座り込みをしたりしていた。これは仕事などで中々辺野古に駆け付けられない人々の参加も念頭に置かれている行動である。

 何れの取り組みにしろ、来年初頭に名護市長選を控え、「陸も沖も浅瀬も基地はダメ」との世論を形成するのは大切であると思った。

 8日(土)夕方には、「ヘリ基地反対協議会」と「基地の県内移設に反対する県民会議」の主催による「市長の基地誘致発言を許すな!緊急市民集会」が開催され、約300人が名護市役所前広場に集まった。午後5時過ぎから集会は始まった。

 反対協の安次富さんの「500日余りの行動が、辺野古沖を日米両政府に断念させつつある。また苦渋の選択と言うのだろうが、毒薬をばらまくのは苦渋の選択とは言えない。」とする訴えを皮切りに、県民会議・山城さん、地元から、統一連、平和運動センター、辺野古新基地建設を許さない市民共同行動、普天間爆音訴訟団、赤嶺衆議院議員、岸本市長に怒っている市民の会、と訴えは続く。

 「命を守る会」の金城祐治さんは「早10年。一体私を何時まで縛り付けるのか。おじー、おばーにはもう後がない。我々も苦渋の選択をしている。後に続いてください」と訴えた。

 6時過ぎまで集会を行い、「岸本発言は基地の固定化、イラクなどの戦争への加担。改めて岸本を追及しよう」等とする大会決議の提案(明文化は後日)を受けた後、団結ガンバローをして、ひんぷんがじゅまるまで名護市内をデモ行進した。

(関東ブロック O)