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沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック |
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『一坪反戦通信』 |
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第162号(2004年11月28日発行) |
2004年11月24日 沖縄県 知事 稲 嶺 惠 一 殿 沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団 那覇防衛施設局に対し、ボーリング調査の即時中止を求め、「公共用財産使用協議」への同意取り消し等を求める要請貴職は、沖縄県環境影響評価審査会(以下「審査会」という。)の委員を委嘱し、「辺野古」の「方法書」について、11月19日に次の文面を含む答申を得ました。 「護岸構造の詳細な検討のための地質調査及び海象調査により、少なからず環境への影響が生じることから、これらの調査の実施による環境への影響を十分に検討させた上で実施させる必要がある。」 また、本年4月7日に貴職が同意した「公共用財産使用協議」において、「調査実施の際の環境配慮事項」のなかで、次の条件を付しています。 「ボーリング調査の足場や海象調査機器の設置に当たっては、藻場・サンゴ類の確認結果に基づき、基盤の破壊や踏みつけなどの環境撹乱をできるだけ避け、サンゴ類の幼群体、無節サンゴモ類、小型藻類等への影響も低減する様、設置位置の微調整及び設置作業を慎重に行うこと。・・・作業の一時中断を含めた速やかな適切な措置を講じること」 11月21日、その前日(20日)に設置されたスパット台船と呼ばれるボーリング用足場の足元を私たちのメンバーらが、潜水調査しました。その結果に驚きました。スパット台船4脚それぞれの台座が海底に設置されるまでの作業過程の途中で破壊されたと思われる、サンゴ礁が生々しく散乱し、また、2m角の鉄板(台座)の柱脚によって、4箇所ともサンゴの幼群体が踏みつけられ、ハマサンゴが割られ、礁斜面の基盤が広範囲に破壊されているのです。 それだけではありません。那覇防衛施設局の「作業計画」には記されてなかったスパット台船の錨が設置され、海底にダメージを与えているのです。 このようなサンゴ礁の破壊は、作業員や作業を指揮・監督する側の不注意によるものとは到底思えません。そのような設置個所にスパット台船を設置するという作業計画そのものがもたらす不可避で必然の結果だと思われます。 つまり、那覇防衛施設局は「虚偽の作業計画」を貴職に示して合意を取り付けたのです。審査会の答申や、貴職の合意条件に反したサンゴ礁の破壊が辺野古の海で起きています。そこで、ここに、貴職に対し、以下の緊急要請をいたしますので、早急にご対応いただくよう要請いたします。 記
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