軍用地を生活と生産の場に! |
沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック |
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『一坪反戦通信』 |
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第162号(2004年11月28日発行) |
第7回公開審理報告
市原まちこ(関東ブロック) 11月4日第7回公開審理が那覇・自治会館で催かれた。今回は国の使用期限が切れて暫定使用となっている米軍基地11施設の強制使用手続きで、伊江島補助飛行場についての審議が行われた。 地主の知念忠二さんは、伊江島での戦後の土地接収、米軍による住民逮捕、不発弾による爆死事故、銃撃事件等々を挙げ、「伊江島の住民は土地を奪われ、その後も米軍から多くの被害を受けた。 沖縄の米軍基地は国連憲章に違反するイラク戦争への出撃基地として利用されている。日本の基本法は憲法であり、こうした出撃基地としての使用は憲法違反た。それを支える日米安保条約は憲法違反であり、廃棄すべきだ」と主張した。 これに対し防衛施設局大沢部長は「提供している土地で米軍が日米安保条約に基づく活動をすることは認めているが、事件、事故は起きてはならないことである。施設局として答えるのは適当ではないが、日本政府は日米安保条約を廃棄する立場にはない」と述べた。 地主側の求釈明に対し、防衛施設局は「審議になじまない」という答弁を繰り返し、有銘政夫違憲共闘議長から「地主から土地を取り上げておいて、なじまないとはなにごとか!」と厳しい叱責があった。 今回は伊江島の地主として知念忠ニさん、久保田一郎さん、石川清啓さん、平安山良尚さんが参加された。 石川清啓さんは阿波根昌鴻さんと共に乞食行進をされた方で、不自由なお身体を押しての公開審理参加だった。参加者のひとりが「石川さんがそこにいるだけで勇気づけられる」と話していたのが印象的だった。 次回公開審理は2005年2月3日です。積み残しのキャンプシールズを初め、いよいよ嘉手納飛行場の求釈明が始まります。 関東一坪結成の原点に返り、反戦地主を力強く支援しましょう。会員のみなさまの参加をお願いいたします。 |