軍用地を生活と生産の場に!
沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック
http://www.jca.apc.org/HHK
東京都千代田区三崎町2-2-13-502
電話:090- 3910-4140
FAX:03-3386-2362
郵便振替:00150-8-120796

『一坪反戦通信』
毎月1回 28日発行 一部200円 定期購読料 年2,000円
 第159号(2004年8月28日発行)

八月二日、三日

国会前座り込み・防衛施設庁抗議行動



 ボーリング調査阻止のため、去る四月一九日以来辺野古で座り込みを続けていた平良夏芽(たいら・なつめ)さんが国会前にやってきた。八月二日と三日の二日間、辺野古の新基地建設阻止を訴えた。様々なグループ・団体や個人が連帯して座り込み、二日間で延べ二五〇人となった。

 「こんなことを言うと戦争屋や保守的な人たちは喜ぶかもしれないが、実は辺野古の座り込みはやっとのことで続けているんです。東京で辺野古の白紙撤回されないと、辺野古現場だけでは阻止できないんです。そのことを知ってもらうために、国会前の座り込みにきました!」。

 ただ一人やってきた平良さんは開口一番、こう訴えた。顔は真っ黒に日焼けして悲壮感もただよう訴えの内容だが、表情は明るい。平良さんだけに座り込みさせるわけにはいかない! と国会前にかけつけた人々は一緒に座り込んだ。道路一つ隔てた国会議事堂では臨時国会が開会中。国会は「辺野古のことなど知りません」とでも言っているように、冷たい沈黙。

 沖縄選出の野党議員が次々応援にやってきた。赤嶺議員(衆院)、糸数議員(参院)、喜納議員(参院)照屋議員(衆院)、東門議員(衆院)などが激励した。喜納議員は「嘘で塗り固められたこの社会に、真実の声を! 明日はサンシンを持ってきて歌うよ!」。ほかに民主党議員で激励した人もいた。自民党議員で二〇分も立ち止まって平良さんの説明を聞いていった人さえいた。この議員、「環境破壊はいかんよ!」と言ったそうだ。

 毎週続けられているボーリング阻止実行委員会によるこの日の防衛庁行動に平良さんも参加。

 施設庁前で平良さんは厳しい表情で、「・防衛・というが、国民を・防衛・もしないで何が・防衛庁・か?! 闇討ちしかできないのか、堂々とはできないことをなぜするのか!」と強い批判。彼はまた、・私たちは・反対・ではなく・阻止・している。現地へ座り込み支援に来てくれるのもいいが、それぞれの持ち場・立場で東京では東京で阻止できるような活動をしてもらいたい」と述べた。この日の行動参加者は九〇人。

 この後、平良さんの辺野古座り込み報告会があり約八十人が参加した(報告会の内容は次頁より全文を掲載しています)。