軍用地を生活と生産の場に! |
沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック |
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『一坪反戦通信』 |
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第159号(2004年8月28日発行) |
実行委員会が大情宣活動市民団体など二一団体で結成された「辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会」(*)は去る七月一八日午後、新宿西口と有楽町・マリオン前で大ジュゴンのバルーンで都民に辺野古の新基地建設反対の大情宣活動を展開。東京沖縄県人会青年部や新風、月桃歌舞団などのエイサーやサンシンも「ジュゴンを殺さないで!」、「軍事基地はつくらないで!」 と訴えた。 新宿・有楽町のどちらでも道行く人は足を止めて大ジュゴンの声に耳を傾け、実行委員会のチラシを受けとって読んだ。 *本通信前々号・四ページの五行目に「辺野古へ海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会」とあるのは、正しくは「辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会」です。「の」の1字が脱落していました。お詫びして訂正します。 また去る八月二二日(日)にも、正午から新宿西口で大情宣活動をおこなった。米軍ヘリの墜落・炎上の現地新聞号外を展示、エイサーとサンシンに通行人も注目した。ヘリ墜落抗議のチラシ二〇〇〇枚はすぐになくなったほど、関心が集まった。 なお、一坪反戦関東ブロックが呼びかけて結成されたこの実行委員会はさらに参加団体が増え、二五団体となった。実行委員会ではさらに労働組合などの参加も募り、もっと参加団体増加をめざす意気込みだ。 辺野古の座り込みは開始以来、三か月を越えた。ボーリング調査はこの座り込みでストップしており、住民が反対しているために基地建設は阻止されている。 また去る七月一一日の参議院選挙では全国唯一の「革新系」統一候補となった糸数慶子さんに沖縄選挙区)が保守系候補に九万票も差をつけて当選した。投票日翌日の一二日、実行委員会による防衛庁・防衛施設庁抗議行動では複数の団体が「辺野古の基地建設反対を訴えた候補が当選した事実を、防衛庁・防衛施設庁は重く受け止めるべきだ!」と発言した。 当選した糸数さんは辺野古の座り込みへ激励にかけつけて、拍手で迎えられた。さらに日本政府は建設方針不変などと言っているが、米国内部では海外基地・国内基地の閉鎖・再編をめぐって「世界的国防態勢見直し」(軍転換=トランスフォーメーション)について下院議会と国防総省が意見対立している。ラムズフェルド国防長官は米軍が「歓迎されない所にはいたくない」と記者会見で発言しているほど。八年過ぎても移設できない辺野古沖では「もうだめ」と思っているのが実情だ。会員のみなさん! 実行委員会を拡大・強化して、日米政府に「歓迎されない辺野古に基地は作りたくないのである」と言わせる状況を作り出していこう! (吉田)
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