軍用地を生活と生産の場に! |
沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック |
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『一坪反戦通信』 |
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第157号(2004年6月28日発行) |
“ボーリング調査を許さない” 6・26集会東京の文京区民センターで六月二六日夜、関東ブロックの呼びかけにより結成された実行委員会主催の・辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない・六・二六集会が開かれ、一六〇人を超える人びとが参加した。 太田武二さん(命どぅ宝ネットワーク)の司会で始まった同集会では、関東ブロック代表の上原成信さんが「今日をスタートとして海上基地建設阻止をみんなが自分のことと考える体制作りをやりましょう」とあいさつ、続いてヘリ基地反対協議会代表委員の大西照雄さんが、四月一九日以来すでに二ヶ月を超えた辺野古での座り込みについて、詳細で力強い報告を行なった。大西さんは冒頭、キャンプ・シュワブで戦闘訓練をした米海兵隊が、イラクのファルージャで大勢のイラク人を殺したと指摘し「辺野古の座り込みは、平和のための闘いであり、同時に地球環境を守る闘いです」とのべて、この問題を世界の問題にし、二一世紀を非暴力の世紀にしたいと闘いの意義を鮮明に提起した。そして七二歳のオバーがカヌーでボーリング調査を阻止しようとしていることや、・耳から上に手を上げない・ことを原則に非暴力の行動を貫いていることなどをリアルに報告し、最後に首都圏の行動の大きな意味を強調した。長期化する困難な闘いが学び合いをバネとして維持され、座り込みが沖縄の世論を大きく変えた(移設反対が急増)という大西さんの報告は、深い感動を聴衆に与え、「本土」での活動の強化の決意を固めさせた(報告の詳細は次号掲載、開会前と大西さんの報告中、座り込みを記録したビデオが上映された)。 その後、報告について質疑応答がなされ、戦争に反対する中野共同行動の小野信也さんが支援カンパを訴え、七万円が集まった。続いて東京沖縄県人会青年部の有志がサンシンで二曲披露、歌手の知念良吉さんが飛び入りで自作の歌を熱唱した。 集会の実行委員会には、いくつもの反戦・反安保のグループが参加したが、自然保護団体も積極的に加わった。北限のジュゴンを見守る会は、ジュゴン保護基金委員会の東恩納琢磨さんから託された六〇枚もの写真を展示して、辺野古沖の海や、大浦湾の豊かさ、美しさをアピールした。先の演奏に続き、WWFジャパンの花輪伸一さんのメッセージをジュゴン保護キャンペーンセンターが代読し、北限のジュゴンを見守る会の鈴木雅子さんが、座り込みに十日間参加したことに触れ、辺野古沖のダイビングで目の当たりにした・竜宮城のようなサンゴの群れ・を語って沖縄の自然を守ろうとアピールした。 そして実行委員会参加団体の名を連ねた檄布とカンパを、関東ブロックの外間三枝子さんが大西さんに手渡し、明治大学駿台文学会が読み上げた集会決議を大きな拍手で確認、自衛隊の海外派兵と戦争協力に反対する実行委員会(反安保実・第八期)の梶野宏さんが今後の行動提起を行ない、参加者はさらに活動を発展させることをともに誓い合った。集会は予定通りに終了したが、参加者は熱い思いに満ちて帰路についたに違いない。 (IS) ●キー・ワード
防衛施設局の記者会見で明らかにされたボーリング調査の手順
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