軍用地を生活と生産の場に! |
沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック |
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第137号(2002年6月28日発行) |
【報告】 六・二二反戦平和 世界同時行動 「戦争屋ブッシュをけっ飛ばせ! 有事法制にレッドカードを! 東京行動」に、労働組合・学生など二八〇人が参加した(主催者発表)。 同行動は「六・二二反戦平和世界同時行動」の一環として去る六月二二日午後、渋谷・宮下公園で集会がおこなわれ、集会後は渋谷周辺をデモ行進した。 この行動を主催したのは同実行委員会・東京で、関東ブロックも呼びかけ団体・連絡先の一つ。当日は韓国と沖縄からのゲストも参加し、軍事大国化へ踏み出しつつあるこの日本に対して、全体で強く反対を確認しあった。 集会は二個のサッカー・ボールを参加者が蹴って、サッカーW杯開催の陰で進行する日米韓の軍事態勢強化をま二つにするというパフォーマンスで始まった。サッカー・ファンがW杯を試合観戦するのもひいきのチームを応援するのも自由だ。しかし自国チームを応援しないと愛国的でない、とする空気が強いとしたら問題だ。ましてやW杯開催を口実に、米空母が韓国沖に出動するとか自衛隊機(AWACS)が動員されるとか、韓国の会場周辺にミサイルが配備されるとかなると、とても「平和と友好」のスポーツ祭典とはいえない。 主催者を代表して渡辺さん(日韓民衆連帯全国ネットワーク)が挨拶し、W杯開催とともに進行している米国ブッシュ政権による侵略戦争と小泉政権の対米協力・朝鮮半島への核配備には警戒が必要だと訴えた。 このあと全労協(全国労働組合連絡協議会)の中岡さん、平和をつくり出す宗教者ネットの武田さん、ATTAC・Japanの秋本さんからの参加アピール。「闘いのスローガン」を織り込んだ在日韓国青年同盟によるサムルノリのあと、韓国ゲストのキム・ハッキュさん(六月民衆抗争継承・反戦平和大会委員会事務局長)がスピーチ。「日韓の間で互いに争った時期は全体の中の一部にすぎない。友好の時期の方がはるかに長かった。さらにこの両国の協力をいいものにしていこうではないか」と呼びかけた。 つづいてW杯・天皇訪欧を問い、天皇制の戦争責任を追及する共同行動の新さん、テロも報復戦争も反対!市民緊急行動の高田さんからの参加アピールのあと、沖縄からのゲストとしてまよなかしんやさんが歌とスピーチ。五年前に韓国から反米軍基地の五七人が沖縄訪問したことや、ビエケス島での米軍基地撤去運動の経過などを語った。彼は本土と沖縄を頻繁に往復している「インターナショナリスト」だが、本土と沖縄の「温度差」を痛感していたのか「今日は寒い、寒い」を連発していた。 集会は最後に「世界平和を破壊する米国の覇権的戦争政策と『対テロ』戦争反対!」などのスローガンを含む日韓(韓日)共同宣言文が採択された。この共同宣言文は韓国・ソウルでも同日採択される予定。 なお、「ブッシュの単独覇権主義政策に反対し……八月三〇日から九月一日までの日程で民衆の平和集会を」計画しているアジア平和連合(APA)準備委員会から届けられたこの日の行動への連帯メッセージも読み上げて参加者に紹介された。 (Y)
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