軍用地を生活と生産の場に! |
沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック |
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第136号(2002年5月28日発行) |
【報告】 沖縄から 五・一五「有事法制」講演集会 有事関連三法案について衆議院の特別委員会で連休明けから審議が続いている。与党からは六十時間位で仕上げようとの声も聞かれる。平和市民連絡会では法案の中身を広く知ってもらおうと、那覇市西のてぃるる(神歌の意)女性総合センターにて集会を開いた。 「本土」からの参加者も含めて百六十名が集う中、新崎盛暉さんのあいさつで始まった。講師の三宅俊司さんが、用意したレジュメに沿って詳しく説明され、法律の性格が戦争を準備するものであり、国家総動員法に他ならないことを指摘、改憲に繋がることへの危険性を訴えた。特に国民の権利制限に及ぶ事項については明らかにしないまま先送りし、今回の自衛隊の行動の円滑化を図る法案を成立させた後に、それらを既成事実化しようとするやり方は反民主的であると強調した。 会場からは多くの質問や意見が寄せられた。小樽から参加した女性は、国民を徴兵する場合などに自治体職員に強制される役割について問い、那覇のダグラス・ラミスさんは憲法という最上級の法を下位の有事法が否定できるものだろうか、と疑問を投げかけた。また、名護市の安次富浩さんは日弁連の反対声明に続いて様々な団体が声を挙げることが大切であると訴え、新基地を作らさないことで軍事強化の目論見を阻みたいと述べた。首里の秋山勝さんからは沖縄においても戦争協力しない声を挙げるよう具体的にNHK、日赤、建設・運輸関連などの企業体や職員に呼び掛けようと提案された。 (N)
元気です!金曜集会 五月十七日、晴れ。梅雨に入っているのに雨が降らない。集会には好都合だが水不足になりはしないかと皆心配している。 四十一回目を迎えた米総領事館前の金曜集会は、市民運動の情報や一人一人の思いを伝える「あじまぁ (交わる所)」となっている。以前は嫌がらせもされたが、持続の力(?)で今ではフェンスに横断幕が貼られ赤い傘が色を添えている。四月からは毎回、西尾さんが一曲ずつ歌唱指導して下さっている。この日は海勢頭豊さん作曲の「喜瀬武原(きせんばる)」で始まった。 宜野湾市の島田善次さんは琉球新報朝刊を掲げながら、ようやく普天間飛行場による爆音訴訟に向けた原告団結成にこぎつけたことを報告され、同市民の参加を呼び掛けた。九月に提訴の予定。佐敷町の高江州朝男さんからは、陸上自衛隊小禄基地内の返還された土地に皆でガジュマルの苗を植え花の種を播いたこと、そのために井戸も作って育てて行きたいという企画が紹介された。基地を無くすために何をしたらよいのか!誰もが思案することだ。これまでとは違う運動を作り出さねば、と語る佐喜真加代子さんの真剣さが伝わって来る。今日は「返還協定粉砕」という復帰協時代のハチマキを締めた宜保幸男さんも「ウチナンチュが自己決定する、他力本願ではない運動を」とアピールした。日頃から非暴力抵抗の表現方法を問いかけている又吉京子さんから具体的な提起がなされた。五月二十四日の集会の後、普天間基地へデモをかけようというものだ。本日のニューフェイス(実は二度目だそうだ)は、東京で派兵チェックの運動をしている山本英夫さん。二十四才の息子さんと一緒。集会の写真をたくさん撮ってられた。 参加者はいつもより少し多い三十七名。皆さん、沖縄においでになる時はぜひぜひ金曜日に!
(野口) |