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沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック |
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第132号(2002年1月28日発行) |
【報告】 「代替施設協議会」抗議へ
沖縄から行動団 首都圏の支援者もかけつける 十二月二十七日午前十時から首相官邸で「米軍普天間飛行場の移設に伴う代替施設協議会」の第八回会合が開かれました。今回の代替施設協議会では、岸本建男名護市長が、新基地の位置を「リーフ上」で地元が合意したと表明し、確認するということです。しかし実際は「地元の合意」は最後までできなかったことから岸本市長は、「わたしの判断」で表明したのです。 このような事態に憤りをかくせない「ヘリ基地反対協」と「普天間基地・那覇軍港の県内移設に反対する県民会議」は、急遽、二十六、二十七日の名護市役所前での座り込みと政府へ要請する東京行動を決めました。 二十七日午前八時三十分、寒波による冷たい風が吹く中、わたしたち関東ブロック運営委員と首都圏の各団体の代表、約四十名が衆議院第一議員会館前に集まりました。 そこに、東京行動の代表団が来て、安次富浩代表委員(ヘリ基地反対協)、山内徳信共同代表(県民会議)、紹介議員である東門美津子衆議員が連帯のあいさつしました。前日まで「代替施設協議会」が開かれる前に申し入れをすることを政府に要請していましたが拒否されたことから、要請書を直接渡しにいくことにしたということ。 シュプレヒコールでともにがんばろうと気勢をあげて行動の開始です。 代表団が首相官邸へ向かい近づくと、「テロ警備」で行くことはできないと警察が止めに入りましが、それに臆することなく、代表団はその場でシュプレヒコールと訴えをマイクで始めたのです。「市民投票を守れ!名護市民の声を聞け!」 わたしたち支援者もともに合流しようとしましたが、警察に止められ、集まっている場所からも移動するように言われたのです。しかし、わたしたちもその場で座り込みながら、代表団の抗議に合わせ、シュプレヒコールを繰り返しました。 代替施設協議会の会合が開かれる十時前には、岸本市長や稲嶺沖縄県知事が車で乗り付けたことがわかると、いっそう大きな声で訴えたのです。その後、代表団は警察に首相官邸より遠くへ多少移動させられましたが、途中で止まり、代替施設協議会の会合が終わるまで抗議を続けました。要請書は、東門衆議院議員の同行で首相官邸の正門まで行って交渉しましたが、責任ある人が対応しないことから、渡すことができませんでした。 抗議行動を終えて、二見以北十区の会の成田正雄さんは、「名護市長は一度も住民の面会に応じていない」と感情をあらわに訴えていました。 代表団は、午後から衆議院第一議員会館で交流集会を代表団の友誼団体ともち(約八十名の参加で会場はいっぱいになりました)、代替施設協議会を主宰する内閣府沖縄担当部局の参事官への要請をおこない、記者会見をして一連の行動を終えました。 わたしたちがこの東京行動の決定を知ったのは十日前で、会員にお知らせすることができませんでした。当日の日程もギリギリまで定まりませんでしたが、これまでの協力していただいている団体が呼びかけに応えてくれ、予想以上の人数が集まり、多少なりとも行動の力になったと思います。代表団も感謝していました。この紙面を借りてお礼申し上げます。 (I)
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