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第128号(2001年9月28日発行)

【沖縄報告】

北谷女性暴行初公判

 今年六月末、北谷町で起きた米兵による強姦事件の第一回公判が九月十一日、那覇地裁で開かれた。十時の開廷に約二百人の傍聴者が詰めかけ、九時二十分に抽選が行なわれて、三十一人の傍聴者が決まった。入廷してみると五十二席の傍聴席のうち二十席は記者席に指定されていた。

  被告はさすがに手錠、腰縄つきで三人の制服警官に引っ立てられる感じで入廷してきた。廷内入ると手錠、腰縄は取り外された。大男と報じられていて、確かに背丈は二メートル近かったが痩せ型で、気弱そうな感じを受けた。着衣は薄茶色の背広。

 検察官の「被告は六月二十九日未明、北谷の駐車場で女性を車のボンネットに押さえつけて、背後から強姦した」との起訴状朗読に、「事実経過は認めるが、強姦ではなく合意の行為であって、暴行はしていない」と強姦ではなく合意であったと主張した。法廷には書記官と並んで通訳(日本人らしい中年女性)が着席しており、開廷の冒頭に通訳が型どおりの宣誓を行なった。

  検察官の起訴状には詳細な状況描写があり、それを合意のうえだと主張するのは、いささか無理だとの印象をもった。

 次回は十月九日午後一時から被害者尋問。