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第123号(2001年4月28日発行)

【報告】
 
町内会の人々と共に平和を祈った

満月まつり

東京・駒込

 四月八日第三回「満月まつり」が、メイン会場である沖縄・名護市瀬嵩の浜の取り組みと連動して東京・駒込北口公園でもおこなわれた。主催は実行委員会。

 夕方、六時頃から、琉球泡盛や紅芋、サーターアンダアギー、ミミガー等、沖縄のお菓子やおつまみも準備され、次々に仲間たちが集まり、花見客や、三線の音色に惹かれた飛び入りの人たちも参加してきた。

 主催者挨拶にたった命どぅ宝ネットワークの大田武二さんは、「この満月まつりは、沖縄の実行委員会の呼びかけで、満月の日に、基地のない平和な島の実現を目指して、様々なイベントをしようと始まりました。今回は、沖縄、韓国の梅百里(メヒャンニ)、ハワイ・グアムなど、世界に広がり約五十カ所余りで開催されています。今日は楽しみながら語り合いましょう」と話した。

 呼びかけ団体の「命どぅ宝ネットワーク」「基地はいらない!女たちの全国ネットワーク」「NO!レイプ NO!ベース 女たちの会」の仲間が次々に発言、婦人民主クラブの山下治子さんは、今までの反基地運動を引き継いで、もっと政府にもの申していこうとのべ、女たちの全国ネットの芦沢さんからは「四月二十八日、普天間の包囲が沖縄のカマドゥ小たちの会など女性団体を中心におこなわれます。参加者全員でハンカチに平和へのメッセージを書いて送りましょう」との呼びかけがあり、会場の周りにつるされたハンカチやシートに敷かれた横断幕に、次々とメッセージが書き込まれていった。満月が満開の桜の上に姿を現すころには、三線・太鼓にあわせて琉球民謡やエイサーもとびだす。

 横須賀からわざわざ駆けつけた非核市民宣言運動・ヨコスカの相馬さんは、「沖縄にも横須賀にも基地はいらない」とギターをかかえてオリジナルの歌を熱唱した。

 今回特徴的だったのは、琉球物産販売や平和運動のアンテナショップの役割も果たしている「琉球センターどぅたっち」の常連の町内会の人々が飛び入りで参加したこと。

 共に平和の思いを語り合い、カチャーシーで交流をした。地元の沖縄出身の区議会議員も挨拶に参加して、幅広い人々が集う場になった。

 同じ満月を見ながら、平和を願うメッセージは国境を越えて、地球をとりまいた。

               (N)