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沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック |
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第121号(2001年2月28日発行) |
第一回公開審理 議事録 一月一七日 那覇市 ○当山会長 皆さん、おはようございます。定刻になりましたので、これより起業者那覇防衛施設局長より、平成一二年九月六日付けで裁決申請及び明渡裁決申立てのあった楚辺通信所及び牧港補給地区の二施設に係る審理を開催いたします。 ○起業者(那覇防衛施設局施設部長栗原) 私、那覇防衛施設局施設部長・栗原精治でございます。ただいまから、使用の裁決の申請理由を陳述させていただきます。 ○ 当山会長 はい、ご苦労様でした。地権者側から、何か口頭での求釈明か何か、今日ございますか。代理人名をおっしゃって、述べてください。 ○地主側代理人(弁護士 伊志嶺代理人) 地主側代理人の伊志嶺と申します。皆さん、ご承知のとおり、今、起業者側の申請理由の説明がありました。申請者側は、当然、全員が申請書の理由説明書という文書を見ながら今の説明を聞いているはずです。七名の委員の先生方も、全員がその理由説明書の文書を見ながら説明を聞いているはずです。ご覧のとおり、地主側だけが耳だけで聞いております。目を通すことができません。なぜ、こういう違いがあるのか、その理由をまず説明いただきたい。刷り物になっているのでありますから、当然ながら、その説明の直前に、少なくとも地主の方には配布があってよかったんではないか。説明を願いたいと思います。 ○当山会長 伊志嶺先生、これは収用委員会への質問なのか、施設局への質問なのか。 ○地主側代理人(弁護士伊志嶺代理人) 施設局側と収用委員会側、両方から説明を求めたい。 ○当山会長 まず、収用委員会側から説明いたしましょうか。一般的な収用案件では、こういう申請書類等を事前配布はしておりませんで、ここで口頭で説明していただいておりますが、こういう駐留軍案件につきましては、従前、審理の内容等がかなり込み入ってくるということで、事前に配布して、できるだけ対審構造をとりながら進めようということでやってきましたが、今回、そういう点、若干、手抜かりがあったかなと。だから、私は皆さんの手元を見ていて、あ、見てないなというのを感じたわけです。これはお詫び申し上げます。次回からは、お互いに書面を出す際に、できるだけ事前に出し合って、なるべくスムーズに審理がいくように協力していくように、私のほうからも指揮をしたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 施設局も、収用委員会としては、できるだけスムーズに審理を進める上でも、少なくとも事前にというのができなければ、当日は少なくとも何らかの文書を配布していただいて、目を通しながら聞くということができるというようにご配慮いただければというふうに考えています。 ○地主側代理人(弁護士 伊志嶺) 地主代理人の伊志嶺ですが、今、会長からのお話ですが、次回期日が二月二三日、一時三五分から、読谷総合福祉センターのほうと伺いました。二週間前ぐらいに求釈明は文書で出すというお話がありましたので、間に合わせて釈明はしたいと思いますが。 ○当山会長 ちょっと違うんです。きょうから二週間以内ぐらいで求釈明を出していただいて、それ以降……。 ○地主側代理人(弁護士 伊志嶺) きょうから二週間とれるかどうか、まだ書類も見ておりませんので、聞いただけではかなりのものが求釈明事項としてあるんじゃないかと思っておりますけれども、できるだけ間に合わせるようにいたしたいと思います。早速、その理由説明書の文書をいただきたいと思っております。 ○当山会長 説明書の文書をきょう早速差し上げたいと思いますので、その作業はとりかかっていただけるかと思います。もし古波蔵さんの点についての求釈明等については、もうちょっと時間が欲しいというのであれば、知花さんのほうを先にまとめておいていただければ、スムーズにいくかと思いますので、そのへんの審理のご協力をお願いしたいと思います。はい、どうぞ。 ○地主側代理人(弁護士 新垣) 地主代理人の新垣ですけれども、ちょっと日程の確認ですけど、事前の調整では二一日というふうに伺っていたんですけど、今、聞き間違いでなければ、二三日ですか。 ○当山会長 二三日です。 ○地主側代理人(弁護士 新垣) 二三日。はい、分かりました。 ○当山会長 その間に、もう一度準備手続きを設けて、双方から次回以降の審理が円滑にいくように、また話し合いの場を設けたいなと思っていますので、何かご希望があったらその間におっしゃっていただいて、あと、期日調整は事務局からさせたいと思います。 あと、何かございますか。 ○地主側代理人(弁護士 伊志嶺) 次回の予定との関係でちょっとお尋ねしたいんですけれども、地主代理人、伊志嶺ですが。公開審理、前の打ち合わせの段階でも話は出たんですけれども、現地を見るということについて、今後の予定としてはどういうふうに考えておられるのか、私どもとしては、やはり現地を見ると、両方の土地について要望したいと思いますが、その件についての会長のご意見を賜っておきたいと思いますが。 ○当山会長 現地調査については、既に収用委員会から施設局を通じて米軍に要請してあります。読谷の楚辺通信所につきましては、知花さん何度か現地に入られているので、全く自分の土地を知らないということはないかもしれませんけど、今回に関しての申し立てでは、まだ現地を見てないということもあるでしょうし、当日の午前中は現地を見て、午後、審理に臨むという予定をしているところです。今、まだ立入調査についての回答が来ておりませんので、どういうふうになるか分かりませんけど、いずれにしろ、その予定でおります。 牧港についても申請をしておりますが、これも米軍との調整の結果がまだ明らかになっていないので、いつの何時からちゃんとできるというふうな形になっておりません。いずれにしろ、申請をしたいと。(出典 キーストーン・メーリングリスト) 駐留軍用地使用裁決申請に係る現地立入調査についての要望 |