2001年カレンダー 命こそ宝
沖縄・伊江島 阿波根昌鴻から21世紀へ
命を育む土地を尊んだ伊江島の人々の、平和の発信を続ける阿波根昌鴻さんの言葉をカレンダーにしました!
壮絶な沖縄戦を経て、アジア太平洋戦争が終結し、島が復興の歩みを始めたとき、米軍が「銃剣とブルドーザー」で人々の土地を奪いました。
このカレンダーは米軍に奪われた土地を取り戻すために、非暴力を貫いて、たたかった農民たちの貴重な記録(モノクロの写真)と、その運動の中心であり、「反戦地主の父」といわれ、もうすぐ100歳を迎える阿波根昌鴻さんの言葉を各月に配しました。日にちの横に美しい伊江島の花や海の写真と、阿波根さんの言葉とモノクロ写真の説明があります。
アメリカの占領下、沖縄の農民たちが知恵を絞ってたたかった歴史と平和への思いを日々の暮らしに添えてみませんか。周りの方にも、ぜひこのカレンダーをご紹介ください。
【定価】 1500円
【仕様】 カラー印刷、サイズB4(257mmX364mm)使用サイズB3(364mmX513mm)、中綴じ、28頁
【協力・写真提供】 阿波根昌鴻
【発行】映像文化協会(045-981-0834)
会員と読者の皆さまへ
那覇市長選挙への支援カンパをお願いします
来たる十一月十二日に、沖縄・那覇市の市長選挙投票が行なわれます。革新候補は現那覇市長・親泊康晴氏の推薦により、社大・社民・共産・民主・自由連合の支持を受けた前那覇市福祉部長の掘川美智子氏です。また対立侯補は、県議で自民党幹事長であった翁長雅志氏で、自民・公明の推薦を受けています。
堀川氏は「憲法を生かした平和で安全な街づくり。那覇軍港の早期返還、那覇空港の民間専用化、日米地位協定の抜本的見直し」などを打ち出し、那覇軍港内の市有地については「(軍用地契約を拒否している)親泊行政の考えを継承する」としています。
一方、翁長氏は今春に県議会で強行採決された「一坪反戦地主排除決議」にかかわった中心人物で、このような人物による市政となれば反戦・反基地、平和運動に圧力を加えてくるでしょう。
自民党の支配下にある県知事に加えて、県都・那覇の市長までが政府・与党に迎合するようになっては、米軍基地の縮小・撤去を求めてこれまでがんばってきた市民の活動が、今後は大きく後退させられかねません。そのことは、単に那覇市政が変わることだけでなく、これから本格化しようとしている普天間飛行場の北部移設、那覇軍港の浦添移転などの米軍基地強化に直結しかねません。
政府与党は、県知事選挙に見られたように、莫大な金と人をつぎ込んで那覇市政の奪還を狙ってくるでしょう。それに対抗して那覇の革新市政を守り抜こうとする、市民各層の動きも胎動しはじめてはいますが、まだ手探りの状態です。政府・与党と金で競争して勝てる選挙ではありません。金では圧倒的に負けるでしょう。市民派は市民一人ひとりのハートに訴えることで票を掘り起こしていこうとしていますが、最低限のポスター代、パンフレット代は欠かせません。
会員と読者のみなさまが、一、○○○円づつでも拠出して、那覇市政を反戦運動の拠点として守り抜くことに、ご協力をお願いします。
二○○○年一○月 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
郵便振替 00150-8-120796
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