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第107号(1999年12月13日発行)


移設反対集会に1200人が参加

 一一月=二日の午前一〇時から、辺野古から戸別ビラ撒きを各団体で行ないました。わたしは宜野湾市民の会の人達と一緒に、二見の北を担当することになりました。地元の人達の反応は大きく、例えば「市民投票はなんだったのか?」「岸本市長はやめれぱいい」といった声を聞きました。

 一結にビラ撒きをした宜野湾市役所の組合の人が、「早く普天間基地をなくしたいけど、基地のある苦しみを、ここの人たちに味わわせたくないんだ」と言いました。

 ビラ撒きが終わって、辺野古に着いて午後一時から、県民会議(基地の県内移設反対県民会議)主催の「怒りの行進」がありました。出発前の集会発言では、県民会議から仲村文子さんが「将来の子や孫の世代のために基地をつくらせてはならない」。また命を守る会の嘉陽さんは「ここが(普天間移設基地の)建設候補地になると聞いてから、マスコミの報道に一喜一憂している毎日に怒りを感じている」と発言しました。

 集会は約三〇〇人の結集をかちとりデモ行進を行ないました。辺野古の事務所から急な坂を登り、豊原・久志へ進みました。行先にある地元の人達が手を振って応援していました。

 それから世富慶(よふけ)の近くで二見以北十区の会のデモ行進と合流しましたが、博物館経由で市役所へ行く途中、右翼の宣伝車二台が現われ、行進の妨害をしてきたのです。これを許してはいけません。わたしたちは宣伝車に対して「妨害止めろ!」「アメリカや政府のいいなりだから沖縄は独立できないんだ」とそれぞれ声を上げました。

 それに対して宣伝車のスピーカーからは軍歌とお経が流されていました。名護市役所に到着した午後六時から、県民会議主催の「稲嶺知事による名護市への普天間移設選定を許さない決起集会」が一、二〇〇人の結集で行なわれました。

 「命を守る会」の島袋さんの発言、「二見以北十区の会」から成田さんの発言などがあって、各団体の決意表明が続きました。最後に「団結ガンバロウ」をして集会が終わりました。集会の会場設営に一坪反戦地主会北部プロックが活躍していました。
 集会の後に、博物館にむけてデモ行進を行ないました。午後七時過ぎころで夜風が涼しかったのですが、靴ズレをおこして足が痛くて弱りました。ぬちヒンプンガジュマルの前で「命どう宝」のはちまきを返して解散しました。

 那覇の市民連絡会(沖縄から基地をなくし、世界の平和を求める市民連絡会。略称:平和市民連絡会。代表世晴人は安次富浩ほか七人。事務局は一フィート運動の回・一坪反戦地主会など六団体)の方々と、ヘリ基地反対協の方にお世話になりまして、この紙面をお借りして御礼申し上げます。
(S) 

 怒りの平和行進に参加した会員(S)の報告