南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経
毎回お時間をいただきましてありがとうございます。10月29日に不当逮捕されて今日で17日目になります。この間全国の皆さんから、いろいろご支援、激励のお電話とかいただいて誠にありがとうございます。
11月10日には更に拘留期間が延長、11月18日まで延長されてしまいました。今皆さんにチラシをお配りしたと思うんですけれども、18日には検察のほうも起訴するか不起訴か決着をつけようということのようなので、起訴を許さないように地検に集中して声を上げていただければありがたいと思います。
現在、那覇拘置所のほうに木津上人が拘留されていますけれども、接見した弁護士さんのお話によりますと、本人は非常に元気で頑張っておられるということです。
現地のほうでは、毎日、日本山のほうで9時から12時まで沖縄市の地裁の前でお祈りの行動をしまして、午後は2時から4時まで県庁前の県民広場というところで街宣行動を行って、更に夕方5時半からは拘置支所の裏側のほうで激励の集会を、現地の支援の方大勢集まっていただいて、声をあげていただいております。
更に、18日に処分が決定されると思いますので、17日の午前9時半から10時半、沖縄市の地検の前で抗議の集会を開くということが予定されているそうです。
今日の東京新聞に大分大きく取り上げておりますので、もしほしい方いらっしゃいましたら今日少しコピーを持ってきておりますので、おっしゃっていただければお配りできると思います。
これからもよろしくご支援お願いしたいと思います。ありがとうございました。
内閣総理大臣 小泉純一郎 様
防衛庁長官 額賀福志郎 様
防衛施設庁長官 北原 巌男 様
沖縄へのさらなる基地の押し付けに抗議します!
小泉純一部首相は11日午後、首相官邸で開かれた政府主催の全国知事会議で、普天間飛行揚の名護市キャンプ・シュワブ沿岸部への移設拒否を表明した稲嶺恵一知事に対し「日本全体の安全に関する問題だということも理解してほしい」と述べ、日米安保体制維持のためには、沖縄の基地負担はやむなしとの考えを示したと、報道されました。
私たちは、沖縄を周縁に置きつづける差別的な日本政府のあり方に、強く抗議します。
私たち日本キリスト教協議会(NCC)女性委員会は、これまで韓国の女性たちと共に、北東アジアの平和の実現のために、軍事力ではなく、平和を願う女性たち一人ひとりをつなぐ、まさに網の目のようなネットワークを作る努力しています。その活動の一環として、2003年秋、沖縄で韓国・在日コリアン・日本のキリスト者の女性たちが連帯会議を開きました。そのとき、身体をはって新基地建設を阻止する沖縄の女性・男性たちの闘いの現揚に立たせて頂きました。沖縄の方々の子どもや孫たちに手渡す命の海を守りぬこうとする思い、沖縄から人殺しのための戦闘機が他国に向けて飛び続けていることへの嘆きと悲しみ、沖縄やアジア、さらには地球のどこにも軍事基地はいらないという固い決意に深く共感しました。私たちもまた、沖縄への新基地建設が、朝鮮半島の平和統一を阻み、アジアを軍事力の脅威にさらすものであるとして、新基地建設に強く反対します。
沖縄の多くの人々は、1972年の沖縄返還の際、日本国憲法第9条をもつ日本に一筋の光を見出し、日本がそれまでのように沖縄を見捨てることがないようにと願い、米軍基地の撤退を待ち望みました。しかし、その後30数年経った今も基地はなくならないばかりか、新しい基地の建設が、沖縄県民の声を無視して押し進められようとしています。さらに、日本政府は、以前にもまして米国の世界的な軍事支配に加担し、反対する人々を弾圧し、人々が世代をこえて守り続けた土地を奪い、海を汚し、お金に物を言わせて地域共同体の絆をも断ち切りながら基地建設を強行しています。これは明らかに、沖縄県民の基本的人権を侵害する行為であり、国境を超えた恒久の平和を願う日本国憲法に違反するものです。
私たちは、日本政府のこのような憲法違反に強く抗議し、以下の2点を要望します。
1.辺野古崎への新基地建設、地元住民の意思を無視した日米合意を白紙撤回してください。
2.普天間飛行場を即時無条件返還してください。
小泉首相、防衛庁のみなさん、どうか沖縄に暮らす人々を苦しめないでください。私たちは、首相や政府関係者が米国の軍事支配に加担することなく、日本国憲法の精神に立ち返り、憲法9条をこの国の宝として世界に発信する姿を夢見てやみません。あなたたちの、そして私たちの子どもや孫たちに、いのちをいつくしみ、互いにいとおしんで生かしあう生き方を伝えるような、政治理念をもって任務を果たされることを祈ります。
2005年11月14日
日本キリスト教協議会(NCC)女性委員会
委員長 松浦 順子