辺野古からの電話メッセージ
大西照雄さん(ヘリ基地反対協)
木曜日と金曜日にはお世話になりました。私たちの要請が政府になんらかの揺さぶりにはなったと思います。
今日は青年達とバーベキュー大会をやっています。
大浦湾の生物多様性はすばらしいもので、「動くサンゴ」の公開がTVのニュースステーションであるはずです。政府は大浦湾を「死んだ海」などと言っているがとんでもない。明日の朝日新聞にもその写真が載るんじゃないか?
2+2と中間報告が今月中、というのは頓挫するのではないでしょうか? いずれの(移設)案もいざとなると実際には矛盾が出てくるはずです。私たちは静観、というところです。
名護市長選はなるべく(候補を)統一してがんばるつもりです。
内閣総理大臣 小泉 純一郎 殿
防衛施設庁長官 北原 厳男 殿
防衛庁長官 大野 功統 殿
外務大臣 町村 信孝 殿
名護市辺野古沖の米軍海上基地建設を断念し直ちに普天間基地を閉鎖することを求める
1996年、日米特別行動委員会で普天間基地の「5年から7年以内の返還」を「決定」してから10年が過ぎた。あの「決定」は、なんだったのか?
2004年8月米軍へりが市街地に墜落し、爆発した。米軍ヘリはまた墜落しないのか?
名護市辺野古沖への海上米軍基地建設計画が決定されたのは2002年だ。この計画はみごとに破綻したではないか。
米軍はいまだに、騒音は言うに及ばず、住民への強姦事件、傷害事件、戦闘車両の沈没事件、軍用機・ヘリの不時着事件、至近距離実弾射撃訓練、大音響、大規模発煙事件を、連日繰り返している。
そして今、住民に一切の相談もなく、ジュゴンの棲むさんご礁の上に、すでに破綻した海上基地建設を再度計画している。このような無反省なでたらめの繰り返しは許されない。
なぜ、住民に危険な事件は増え続けるのか?
なぜ、米軍基地は拡大されるばかりなのか?
なぜ、米軍基地と海兵隊基地の全面返還を求めないのか?
住民に毎日続く危険と不安を取り除く意思があるのか?
日本の政府、防衛庁、施設局、外務省は米軍の下部組織なのか?
普天間基地の返還決定(96年)と、沖縄県民・名護市民を無視した辺野古海上基地計画(02年)を、いま何のこだわりも、何の責任感も感じることなく反故にする。さらに、米政府と日本「政府」は、あらたな海上基地建設計画を、住民を無視して、無責任にも取り決めようとしている。
先の計画は1兆円の税金を使う予定だった。これ以上我々の税金を使うな。米軍駐留に湯水のように税金を使う限り、出て行かないのは「当たり前」のことだ。居座っているだけで、何万人もの米兵が「ただ」で飯が食える以上、自分からは出て行くはずもない。海上基地建設に、土建屋を群がらせるのをやめよ。さんご礁のボーリング調査会社は、ODAで巨額の税金を食い散らかしてきた土建事業の水先案内人だ。巨額の建設費はハエがむらがる巨大な腐った肉だ。建設会社のえさになる以外、住民生活のどんな利益にもっながらない。沖縄県民への税金の使い道は他にいくらでもある。実のある仕事創出のために、農民と漁民のために使え。
無責任な、あたらしい辺野古沖基地建設計画をやめよ!ただちに普天間基地を閉鎖・返還せよ!
住民への何の相談もなく、勝手に、米軍基地の建設計画を決めるな!
私たちは、毎月、三鷹市と武蔵野市をデモ行進している。11月で644回目となる。私たちは沖縄県民・名護市民といっしょに辺野古のさんご礁の海を守り、どのようなあたらしい米軍基地建設も許さない。
2005年10月24日
アンポをつぶせ!ちょうちんデモの会