辺野古からの電話メッセージ
当山 栄さん(平和市民連絡会)
今日私たちは、船14隻、43名で海上行動を展開し、彼らは船10隻を出して仕事をしようとしましたけれども、殆ど全面的に仕事を阻止しております。
ところが彼らは、昼勤組、夜勤組となりまして5時15分に夜勤組に交替しました。我々ヤグラ隊も半分を引き上げ、そして残りの皆さんと交替して飯を取るということで徹夜でヤグラにまた上ります。
そのような形で今日から明日にかけて闘いを展開しますが、現在、県民会議の代表者が防衛施設局の部長と、夜間作業に関する厳しい追求をし、また連休における作業中止の要求をして粘り強く談判をしている最中です。
この結果によって明日からの状況が変化があるのかないのかが決まる状況にきております。非常にきつい闘いを強いられていますけど、是が非でも1本も杭を打たさんという初志の方針を貫徹していきたいと思います。共に頑張っていきましょう。
防衛庁長官 大野功統 様
防衛施設庁長官 山中昭栄 様
抗議・要請書
辺野古での海上基地建設阻止のための座り込みが行われてから、1年以上もの月日がたちました。その間、沖縄の人々の闘いと全国からの支援の力は衰えることなく、ボーリング調査の強行をストップさせ続けてきています。
しかし、防衛施設庁をはじめ、ボーリング調査を強行しようとしている日本政府は、圧倒的な海上基地建設反対の声を無視して、26日未明、「侵入防止ネット」と称した金網をやぐらに取り付けました。これは、座り込みを行っている人々をカによって押さえつけようとするもので、絶対に許すことはできません。しかもこれは、「日の出一時間程度後から」作業を行うという、作業計画からも逸脱したものです。
そして、27日には夜問にもリーフ内での作業を行い、さらには、「日の出の一時間後から日没の一時間前の間に掘削などを行う作業計画で対応してきたが、できるだけ円滑、早期に現地技術調査を進める観点から、あえて24時間あるいは日中だけとは決めない」と、防衛施設庁長官が発言するなど、ボーリング調査強行に向けて、さらに暴力的な対応を強めようとしています。
もし、夜間にも作業が強行されれば、座り込みを行っている人々に更なる負担がかかっていくのはもちろんのこと、夜間に藻場で餌をとるジュゴンにも大きな影響が出ることが懸念されています。
やぐらにネットが取り付けられた後、座り込み行動は24時間体制で続けられています。今後、全国からの座り込み行動への支援も一層強くなっていくでしょう。沖縄に基地はいらないという大きな声を無視する日本政府の姿勢を、私たちは許すことができません。
私たちは、やぐらへのネット取り付けを始めとする、防衛施設庁の作業強行に強く抗議します。そして、辺野古沖への海上基地建設計画を今すぐ取りやめることを要請します。
2005年4月28日
明治大学駿台文学会
防衛庁長官 大野功統 様
防衛施設庁長官 山中昭栄 様
辺野古ボーリング調査作業強行に抗議するとともにヘリ基地建設を白紙に戻すよう要求します
那覇防衛施設局は4月26日夜中に、3月16日に続いて作業船を出しました。海上使用許可を得るために県に提出した「作業計画」におけるジュゴンへの「環境配慮事項」の取り決めを又も破ったのです。
大幅に事業が遅れているからといって違反行為までおかして作業を推し進めるのは国側の面子でしょうか。請負業者への配慮でしょうか。人びとの血税を使って未来へ引き継ぐべき豊かな海を破壊し、罪のない人びとを殺傷する軍事行動へ加担する基地建設には一分の理もありません。
防衛施設庁、那覇防衛施設局は「穴を開けることが作業である」といいますが船を出して穴を掘る準備も作業として包括されるのはあきらかです。
沖縄県文化環境部環境政策課は「ジュゴンが夜中に藻場に来て明け方帰るので夜中の航行は避けてほしい」と那覇防衛施設局に言っているのです。こういった指導を今後も無視し続けることは絶対に許されません。
貴方がたは辺野古の阻止行動がそのうちに疲労困憊するであろうと考えているかもしれません。それは甘いというものです。貴方がたが強行しようとすればするほど支援の輪が強まることを、この1年を振り返り地元はもとより私たちは確信しています。
意味のない辺野古基地建設を一刻も早く白紙に戻すよう要請します。
2005年4月28日
NO!レイプNO!ベース女たちの会
連絡先 ふえみん婦人民主クラブ
山中防衛施設庁長官殿
2005年4月28日
辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会
上原成信
無法なボーリング調査の即時中止を求める申入書
貴殿は昨日、衆議院の特別委員会で東門美津子議員の質問に対して、辺野古海域の新基地建設について、今後24時間体制での作業強行を匂わせるような答弁をしたと報じられている。
新基地建設そのものに反対しているわれわれにとっては言うまでもないが、経済振興に目をくらまされた沖縄県知事でさえ認めていない夜間工事を強引に進めることは、絶対に認められない。天然記念物であるジュゴンを保護するために、工事時間帯は白昼に限ると、那覇防衛施設局は県と協定を結んでいる。基地建設を容認する知事であっても、ジュゴンを絶滅に追い込むような工事方法は認めていないのである。政府機関が自治体との協定を一方的に破棄するという相互の信頼を破棄するような行為は許されない。
貴殿が個人的な見解としてはすでに認めているように、辺野古新基地への普天間基地移転は政策的に破綻している。今では地元の基地建設推進派も建設計画の破綻を認めるようになり、辺野古新基地建設中止は世論となっている。
行政機関で職務を執行する者にとっては、上部からの指令に盲従することが能ではない。状況をよく見極め民意にしたがって柔軟に対応し、状況にマッチする政策を提言することが求められる。状況は変わっているのに、7、8年も前の閣議決定だけを金科玉条にして、ごり押しの工事を進めることが問題解決の道ではないことは明白である。
貴殿が、那覇防衛施設局のこの無茶苦茶な行為をやめさせ、防衛庁長官、総理大臣に政策の転換を申し出るよう強く要請する。
以上