辺野古からの電話メッセージ
大西 照雄さん(ヘリ基地反対協)
東京の皆さん、防衛施設庁前の緊急抗議行動ご苦労さんです。ヘリ基地反対協の大西です。
今日の状況は、防衛施設局は小型船12隻出して新しい単管足場を設置しようといたしました。こちらは、漁民が13隻、こちらの船が6隻出まして、計19隻を出しました。海上での行動は、70人が参加をして今日の計画、工事をほとんど何もさせておりません。
全国からかなりの人々が駆けつけてきておりまして、今日の海上での行動はこれまでの最高の人数です。明日からはスパット台船の動きも考えられますから、こちらも体制を強化して臨みたいと思います。
引き続き東京においても、防衛施設局あるいは環境省の交渉をいろんな団体が行動していただいてこの計画を止めさせたいと思います。
私たちは今、朝6時半には出港しております。こういう体制でこの1週間、あるいは来週まで乗り切ればかなりいい成果が出てくるのではないかと思います。天気は今日は相当荒れていましてかなり苦労したんですが、明日は少し天気が良くなりそうですから気を引き締めて行動したいと思っています。
皆さんの日ごろの奮闘、大変感謝しています。
防衛庁長官 大野功統 様
防衛施設庁長官 山中昭栄 様
那覇防衛施設局長 西 正典 様
新基地建設のための沖縄・辺野古のボーリング作業強行を直ちに中止してください!
私たち日本キリスト教協議会(NCC)平和・核問題委員会は、沖縄・辺野古のボーリング作業の強行に強く抗議します。
辺野古の海は、米軍のものでも、日本政府ものでもありません。地域の住民の声を無視した国と国とのはかりごとで、いのちを産み出す「美ら海」を破壊してはなりません。サンゴやジュゴンなどの貴重な生物が生きるこの海は、地球規模で人々が守り、次代へ受け渡していかなけばならないものです。辺野古に暮らし、長年この海を守って来られ、今日も浜に座り続け、ボーリング調査に抵抗しているオジイやオバアをはじめ、多くの人々に私たちは連帯します。政府はこの声に真摯に耳を傾けてください。
今、辺野古では基地建設を何とか止めさせようと、地元住民はもとより全国から人々が集まり、作業強行を阻止しようと身を挺して闘っています。この命がけの闘いに、全国また世界各地の人々が注目しています。日本政府およびその機関が、暴力的な作業強行に突入しないようにと見守り続けてきました。今、防衛庁、防衛施設庁、防衛施設局が人々の声を無視し、ボーリング作業を強行することに、私たちは強く抗議し、作業の即時中止と、基地建設計画の白紙撤回を心より求めます。
平和は武力ではつくれません。真の平和のために軍事基地はいらないのです。みなさんが、地球規模で平和をつくり出すという感性をもって政治に携わってくださることを、切に祈ります。
2005年4月20日
日本キリスト教協議会(NCC)平和・核問題委員会
委員長 小笠原公子
防衛庁長官 大野功統 様
防衛施設庁長官 山中昭栄 様
那覇防衛施設局局長 西 正典 様
沖縄・辺野古のボーリング調査強行を中止し、新基地建設の撤回を求める要請書
沖縄の名護辺野古沖への新基地建設のためのボーリング調査が強行されようとしているという報道を受け、調査の中止と新基地建設の撤回を強く求めます。
辺野古では、「命を生み、育む豊かな海に人殺しの基地はいらない」と、すでに1年間も、必死の想いで海上のやぐらの上で一日中阻止行動を行うという過酷な行動を持続し、ボーリング調査反対の闘いを続けています。沖縄にこれ以上人殺しのための基地はいらないと声を挙げ続けてきた地元住民の強い意志です。
米軍基地が集中する沖縄は、昨年8月のヘリ墜落事故が象徴するように、日常的に事件・事故の危険にさらされています。
更に、朝鮮戦争・ベトナム戦争をはじめ米軍の起こす戦争の出撃基地として機能してきました。米英の国際法も国連も無視したイラク攻撃とその後の占領下で起こっているイラクの人々への大量殺戮に沖縄の海兵隊は派兵され、とりわけ昨年4月と11月に「武装勢力の一掃」の名目で行われたファルージャへの大規模攻撃で多数のイラク市民を殺戮しています。建設されようとしているのはアメリカの軍事基地です。沖縄に新たな基地を建設したり維持したりすることは、殺戮に加担することです。
しかし、防衛庁・防衛施設庁は、このような沖縄の置かれている現実を直視せず、米軍の世界戦略の元でより一層の負担を強い続けています。95年から起きた基地撤去の大きなうねりに対して、政府は米軍用地特措法を改悪し、さらには普天間基地の代替として辺野古沖への新基地建設をもって応え、何ら沖縄の声に耳を傾けることも、問題を解決する意思も見せませんでした。辺野古では昨年4月未明の抜き打ち的なボーリング調査着手、9月の馬天港からの調査船の出港と手段を選ばない姑息な方法で作業を強行しようとしてきました。そして今回の本格的なボーリング調査開始のための台船の設置です。このことが強行されれば、何百年も住民の命と生活を守ってきた豊かな海に取り返しのつかないダメージを与えます。
私たちは、自衛隊が多国籍軍と一員としてイラクへ派兵されていることも、世界最大の軍事国家アメリカの軍事基地を私たちの税金で建設することにも強い異議を表明します。
ボーリング調査の強行の中止と、これ以上沖縄に犠牲を強いる新基地建設の白紙撤回、普天間基地の即時無条件返還を強く要請します。
基地はいらないどこにも!
以上
2005年4月15日
不戦へのネットワーク
代表 水田洋
有事法制反対ピースアクション
共同代表 水田洋 寺尾身光
辺野古のボーリング作業本格化に抗議する −海上基地建設計画を白紙撤回せよー
2005年4月20日
辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会
内閣総理大臣 小泉純一郎 殿
外務大臣 町村 信孝 殿
防衛庁長官 大野 功統 殿
防衛施設庁長官 山中 昭栄 殿
那覇防衛施設局局長 西 正典 殿
去る4月14日、「21日にも辺野古沖調査本格化へ」の報道がされました。
私たちには信じられません。米国政府や小泉首相の「辺野古への移設見直し発言」にあるように、米軍再編成の検討がなされている今、SACO合意は破綻し、ボーリング調査を継続することは全くの税金の無駄使いに終る状況の中で、なぜ調査の本格実施を計画するのですか?
1997年の名護市民投票の「基地受け入れ」拒否、3005日(8年)間に渡るオジイオバアの座込み、全国の支援に支えられたこの1年間の沖縄住民の座込みと海上阻止行動、沖縄県民の80%以上の人が反対している事実、を政府はどう考えるのですか? 沖縄の人々の声をしっかり受けとめていただきたい。
私たち東京周辺の30の団体で構成する「辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会」も、昨年6月14日から毎週月曜に防衛庁前に集まり、10ヶ月間にわたり50回以上も防衛庁、防衛施設庁に抗議行動し、さらに防衛庁、防衛施設庁、環境省、外務省に基地建設の中止を要請してきました。
また、IUCN、WWF、グリーンピースなど世界中の自然保護団体が、辺野古の海への基地建設、ジュゴンの絶滅、サンゴ礁の破壊に反対しています。
沖縄の、全国の、世界の、多くの人々の抗議の声を聞き、以下の要請に応じていただきたい。
(1) ボーリング調査強行をするな! 海の掘削工事をするな!
(2) 辺野古沖の海上基地建設計画を白紙撤回せよ!
(3) 普天間基地の即時全面返還を実現せよ!
そもそも、辺野古への海上基地建設は、60年間沖縄に押し付けてきた米軍基地をさらに強化・拡大するものであり、辺野古住民の生活と環境を破壊し、ジュゴンを絶滅させ、さんご礁を破壊するばかりでなく、長年にわたって基地の縮小・撤去を待ち望んできた沖縄の人々の心を踏みにじる暴挙です。
また、これ以上米軍基地を拡充して「テロ」国家アメリカの侵略戦争に加担してはなりません。アメリカは、第2次世界大戦以降、多数の国家に侵略するとともに、CIAなどの諜報機関が反革命団体を支援するなどして民主化が進む国家への不当介入を繰り返してきました。さらに近年では、アメリカが侵略される恐れもないアフガニスタンやイラクに、不必要な先制攻撃をし、多数の無辜の民を殺しました。イラクでは、10万人以上の民衆を殺し、その数倍の人々を傷つけ、生活を奪い環境を破壊しています。そのイラクに5,000人以上の米兵が沖縄から派兵されていました。日本はアメリカによる侵略戦争に加担しています。このことを私たちは断じて許せません。アメリカの侵略戦争を止め世界の戦争を防ぐためにも、在沖米軍・在日米軍を縮小・撤退させるべきです。
辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会
日韓民衆連帯全国ネットワーク
アジア共同行動日本連絡会議
戦争に反対する中野共同行動
命どぅ宝ネットワーク
明治大学駿台文学会
イラクからの自衛隊撤退と沖縄の米軍基地撤去を求める実行委員会
日本山妙法寺
ジュゴン保護キャンペーンセンター
北限のジュゴンを見守る会
許すな!憲法改悪・市民連絡会
派兵チェック編集委員会
うちなんちゅの怒りとともに!三多摩市民の会
基地はいらない!女たちの全国ネット
安保-沖縄共闘委
労働運動活動者評議会
反安保労働者講座
平和憲法を守り、日米安保と軍事基地をなくす会・東京
基地のない平和な沖縄をめざす会
東京沖縄県人会青年部
沖縄文化講座
日本キリスト教協議会(NCC)平和・核問題委員会
日本キリスト教協議会(NCC)女性委員会
NO!レイプNO!ベース女たちの会
沖縄を考える市民の会
平和憲法を生かす新宿の会
沖縄・日本から米軍基地をなくす草の根運動
I女性会議東京都本部
安保をつぶせ!ちょうちんデモの会
沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
ピースサイクル東京ネット
ピースサイクル三多摩ネット