2月14日 辺野古からの電話メッセージ
平良 夏芽さん
防衛庁前の皆さんお疲れ様です。
今日も、302日目、完全に止め切りました。昨夜台船が動き出したという情報が、夜、皆の所に緊急連絡で回りまして、6時前から辺野古に皆が集まりました。緊張が走ったんですが、辺野古の風が非常に強くて海上は12メートルの風が吹いていまして、これで施設局のほうは台船を動かすのをあきらめたようです。そういうことで、今日の動きはほとんど無かったのですが、明日、明後日、風が収まった時に台船が動くだろうということで、緊張を維持するという確認をして今日は解散をしました。
報道では、計画が見直されるというようなことが流れて、一部浮き足立っている部分があるのですが、最後に強行がなされるかもしれないということで皆で確認して、きちっと止め切るということで、明日も朝早くから集まることで確認しました。
私たちもこの辺野古の現場で頑張って本当に止め切っていきますので、皆さんもそこで計画の白紙撤回、頑張って勝ち取ってください。それぞれの場で一緒に頑張っていきましょう。ありがとうございます。
防衛庁長官 大野功統 殿
防衛施設庁長官 山中昭栄 殿
ボーリング調査を中止し、辺野古新基地建設撤回を!
普天間基地の即時閉鎖、即時返還を!
「どうして来たかって? 漁師なら誰でも来るんじゃないかな・・・。」
辺野古でのボ−リング調査に対する阻止船に加わった国頭(くにがみ)の漁師が、報道のインタビューに応えて言ったという。
その通りだ! サンゴを殺し、クマノミを追い払い、ジュゴンを遠ざけて強行されているボーリング調査は漁師たちの生活権を奪うものだ。
漁師だけでなく名護市住民の生活を破壊し、二度と辺野古の海を取り戻すことはできなくなる。米軍基地の重圧に苦しむ沖縄県民すべてにとっても、この辺野古新基地建設は地域振興どころか沖縄の環境もろとも生産と生活の場をたたきこわすものだ。
普天間基地を米軍による事件・事故の危険にさらしたまま、15年先の辺野古新基地建設まで放置するのか?! 県民の81%は「辺野古の新基地建設反対」を意思表示しているのである。
普天間基地の返還は5〜7年以内に実現する、と防衛施設庁は確約していたではないか! 直ちに普天間基地を返還すべきである。
防衛庁・防衛施設庁も「沖縄に米軍基地が集中し過ぎていること」は認めている。いさぎよく辺野古の新基地建設は断念・撤回、普天間基地も即時閉鎖・返還すべき時だ。米軍の顔色などうかがう必要はない。沖縄と「本土」の人々の生産と生活をこそ、第一に考えるべきである。
岸本名護市長も「ボーリング調査で環境破壊などがあった場合は、調査中止もありうる」と表明している(昨年4月)。稲嶺県知事も「他に選択肢がない。新基地建設の方針は変わらない」と苦悩している。いずれも防衛庁・防衛施設庁が圧力をかけているせいでやむなく同意させられているのだ。
沖縄にだけ軍事基地を集中する沖縄県民いじめは、もうやめるべきだ。
2005年2月14日
東京都千代田区三崎町2−2−13−502
沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
代表 上原 成信