辺野古からの電話メッセージ:当山 栄さん(平和市民連絡会)
皆さん今晩は。
こちらは名護市長選挙がありましたけど、残念ながら敗北してしまいました。沿岸案断固反対という候補者が2人おりまして、そのために選挙運動がうまくいかず、敗北した思いがしています。我々としては、この選挙戦のしこりを早めに克服し、また現場で団結して闘う態勢を早めに作ろうと思っています。
当面は3月5日の県民大会を、全島末端まで実行委員会を結成し、10万単位の県民大会を是が非でも作り出す中で、日本政府との対決態勢を作り上げていきたいと思っています。
これからが本番になりますのでまた一緒に頑張っていきましょう。
防衛庁長官 額賀福志郎 様
防衛施設庁長官 北原巌男 様
抗議文
2006年1月23日
沖縄文化講座
今年、年末年始にかけて、在日米軍の凶悪事件・事故が急増しています。年明け早々、横須賀での米軍兵士による女性殺害事件、在沖米軍による基地内でのタクシー強盗、嘉手納基地所属のF15戦闘機の伊計島沖墜落事故など、頻発しました。これは決して偶発的な事件ではありません。米軍基地が居座る必然であり、ましてやイラク侵略戦争で虐殺の限りを尽くしてきた米兵には、殺伐とした精神構造をそのまま帰還後も持ち続けるのは当然なことであろうと思います。在沖・在日米軍による事件事故は安保締結後、記録されたものだけで、20万件を越え、死者は1076人(04年現在)に及ぶといわれています。
私たちは、こうした許しがたい事件・事故について、怒りをこめて糾弾するとともに、その根本原因である在沖・在日米軍基地の即時撤去を要求します。
昨年の10月、日米両政府は、米軍再編の「中間報告」を発表し、日米両軍の軍事一体化が一層明確になりました。これはもはや誰の目にも明らかなように、自衛隊の専守防衛の枠を大きく踏み出し、日米安保の極東条項を無制限に拡大する性格のものです。もはや日米両軍は、アジア地域の覇者として、さらに中東・ユーラシア大陸全体を射程に入れた軍事的野望をあらわにするものとなっています。アジアの民衆からは、日米両軍こそが軍事
的脅威と目に映るのは当然だと思います。
昨年末には、釜山APEC反対闘争、香港WTO反対闘争など、日米を中心としたグローバリゼーションに反対する巨万のアジア民衆が立ち上がって闘いを展開しています。
いまここで、私たち日本の民衆がとるべき態度とは何でしょうか。小泉政権の米国追従によって再び侵略戦争の道をひた走るのか、それとも、アジア民衆の立場に立ち、日米の侵略体制に抗する隊列を整え、アジア連帯の道筋を作り出すのか、2006年この春は、決定的な選択肢に立たされているといわざるを得ません。
こうしたアジア民衆との連帯にいち早く決起し、日米侵略体制の最前線として闘っているのは他ならぬ、沖縄民衆です。先日、沖縄では韓国・沖縄・日本で、それぞれに反戦・反基地闘争を闘う全国組織の建設を2月3日に、4日には沖・韓・日の集会として提起しています。加えて、3月5日には、宜野湾市海浜公園に10万人規模の県民大会を予定しています。私たちはこうした沖縄民衆の提起に応え、東京・神奈川の反基地闘争の一層の拡大をもって、沖縄民衆との連帯の闘いを広め、強化していこうではありませんか。2月・3月、「日米合意」粉砕!日米軍事再編を根本から破綻させる闘いを作り出しましょう。この決意をもって、抗議文に代えさせていただきます。
以上
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