辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会
kaeru
http://www.jca.apc.org/HHK/NoNewBases/NNBJ.html
連絡先沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック(090-3910-4140)、市民のひろば(03-5275-5989)


辺野古からの電話メッセージ

当山栄さん(沖縄平和市民連絡会)


 沖縄は、今、梅雨の最中にありまして雨が降っております。

 東京の皆さん大変ご苦労さんです。テント村では座り込みを継続しております。ヘリ基地反対協としては、5月中旬から日米合意の、そして閣議決定の辺野古沿岸案撤回の署名運動を開始するかどうか今検討をしているところであります。

 一方、保守も革新側も6月一杯で県知事候補を決定するという取り組みがなされている最中で、我々も6月一杯で革新の候補を確定し7月・8月にかけて大きな運動を展開していこうというふうに準備しております。

 そういう意味で、ヘリ基地反対協の署名運動、それが発展的に県民会議による全県的な撤回署名運動になっていく可能性もあります。そういう形での取り組みを今やっている最中であります。

 東京、防衛施設庁前の皆さん、毎週月曜日大変ごくろうさんです。共に頑張っていきましょう。




内閣総理大臣 小泉純一郎様
防衛庁長官  額賀福志郎様

辺野古沿岸案を撤回するよう求めます


 いったい、あなた方は、この国を、私達を何処へ連れて行こうとしているのですか?

 辺野古沿岸案の閣議決定前後の一連の動きは、まるでけったいな猿芝居を見ているようでした。県知事や地元の首長さんたちを東京へ呼びつけておいて、アメとムチをてんこ盛りにしたなかで首を縦に振らそうなんて、観客には見え見えでしたから。そこには、政府の誠意はいささかも見えてはきませんでした。私達は、この様な政策・方針しか取れない政府に心底がっかりしています。そして、日本のこれからについて、大変不安に思います。米軍再編の最終報告からは、まるであなた方政府が、日本の国土を始め自衛隊など自由に使っていいよと、アメリカに提供しているように思いました。また、沖縄の負担軽減のためにするという海兵隊のグァム移転費用の3兆円ほか、かなりの費用を日本が提供するとのことですが、そのお金は誰が払うのですか。一方で政府は国民に対して、「構造改革」といいながら、障害者や高齢者医療、その他福祉や年金など国民の暮らしの予算はドンドン切り捨てていっているではありませんか。今や、史上空前の利益を計上したとされる銀行など金融関係など以外の多くの国民は、国の政策のあり方に大きな不安を持っているのではないでしょうか。

 私達は、日本が戦争をする国になってほしくはありません。戦争は最大の人的・物的・環境破壊の原因を作るだけです。また、軍事費で国が滅ぶことは歴史が証明しています。私達は、日本の風土を大切にしたいと思っています。それが、次世代へ送る私達の使命だからです。命を殺戮するための戦争に備える軍事基地に大切な風土が犯されるのは、まったくもってごめんこうむります。私達の国から、戦争のために出動すること自体、私達に苦痛を与えていることを認識してください。特に沖縄を始め基地のある地域の人達はそう思っているようです。

 そもそも、地元が納得できない案自体が間違っているとは思いませんか。辺野古は、1997年に住民投票で反対の結果が出ました。何よりもそのことが尊重されるべきです。

 国が私達に「愛国心」を強要するならば、政府は内外から「愛される国」になるよう最大の努力をしてください。

2006年6月5日

基地はいらない!女たちの全国ネット