辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会
kaeru
http://www.jca.apc.org/HHK/NoNewBases/NNBJ.html
連絡先沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック(090-3910-4140)、市民のひろば(03-5275-5989)



 辺野古からの電話メッセージ

当山栄さん(平和市民連絡会)


 東京、防衛庁前の皆さんご苦労さんです。

 島袋市長が沿岸案を合意したことに対して、県内では怒りが高まっています。特に名護市内では、合意に反対する意思表示が鮮明に示されました。他方、東海岸13区の人たちが、多額の補償金要求に変えるということで条件交渉に入っているという、そういう矛盾した状況であります。

 ヘリ基地反対協と市民連絡会等は、当面、名護市内への各戸ビラ入れをやりつつ、また、5月連休明け以降県民会議も提起しながら、沿岸案反対の署名運動を展望することにしています。

 昨日、日曜日の沖縄市の選挙においては、8年ぶりに革新側市長が誕生し、11月の知事選に向けて明るい展望が見出だしています。

 そういう状況の中で沿岸案がいかに地域住民に騒音と被害を与えるかを実態的にも暴露しながら、是が非でも沿岸案撤回を迫る運動を強めていきます。

 皆さんと一緒に頑張っていきます。共に頑張っていきましょう。



防衛庁長官 額賀福志郎様
防衛施設庁長官 北原巌男様

抗議文


 日米両政府の「合意」による沖縄の新基地建設の強行策動に、私たちは、怒りをもって抗議する。

 沖縄は、戦後60年の長きにわたり、日米両政府による事実上の植民地支配を受けてきた。今回の日米両政府による新基地建設が強行されれば、沖縄は永遠に軍事支配に隷属することになる。今年もまもなくやってくる「4.28」は、1952年、日本が敗戦後の独立と引き換えに、沖縄を米国に売り渡した「屈辱の日」である。そして、来月の「5.15」は、1972年、沖縄を日本に併合することによって、日米共同の軍事支配をスタートさせた記憶すべき「併合の日」である。

 私たち日本の民衆は、沖縄の民衆と共に、この2つの屈辱のメモリアルデーを決して忘れない。もし、今回の米日両軍の軍事的変革(トランスフォーメーション)を許すなら、沖縄はもとより、アジア諸国の民衆に対して、再び侵略戦争の発動を許すことになるだろう。

 日本政府の「竹島」(独島)略奪に対し、朝鮮半島の民衆は、大きな抗議の声を上げた。100年前、「竹島」を橋頭墜に朝鮮半島侵略に踏み切った日帝時代の記憶が蘇るからである。私たちは、この歴史認識を共有し、朝鮮半島民衆との連帯を勝ち取ろう。韓国・平澤での反基地闘争と沖縄での闘いは、しっかりと結びついたものである。双方の不屈の闘いは、ともに米軍の再編に抗し、日本政府の野望を打ち砕く民衆の闘いであるからだ。

 「国境」をめぐる排外主義、祖国防衛主義に反対し、東アジアの民衆が連帯し、米軍と米軍基地、そして日本の自衛隊の軍事支配を一掃しよう!

 日本政府がいかなる姑息な手段で基地建設を強行しようとも、沖縄の民衆は闘いつづけている。私たちも民衆の勝利の日まで闘う決意である。

以下、要求する。
一、沖縄のすべての軍事基地を撤去せよ!
二、「辺野古沿岸案」は撤回せよ!
三、普天間基地の即時閉鎖を行え!
四、日米安保条約の即時廃棄を行え!

2006年4月24日
沖縄文化講座