電話メッセージ
大川清さん(住民投票を成功させる会共同代表)
3月12日、住民投票におきまして、58.68%の投票率、また、全有権者の過半数の反対意見を得て岩国への艦載機部隊移転ノーの決断をくだすことができました。
全国の方々が応援してくださり、ほんとうに感謝いたします。
これから昨日そのような結果が出たということは、私たち市民を全く無視したこの移転計画を白紙撤回させたいと願っております。そして全国の多くの仲間とともに軍事力によらない平和な未来を目指して私たちも精一杯頑張っていく所存です。
本当に多くの方々の応援に感謝いたします。
2006年3月13日
防衛庁長官 額賀福志郎 殿
防衛施設庁長官 北原巌男 殿
額賀長官、北原長官、住民の声は届いていますでしょうか
名護へリポート基地に反対する会
沖縄では3月5日、宜野湾市の海浜公園で35000人の県民が参加し「普天間基地」の名護市「シュワーブ基地」地先への移転反対集会が開催されました。
稲嶺知事、島袋市長は立場上参加しませんでしたが、伊波宜野湾市長を始め、多くの衆参議員が参加しました。知事は既に反対を表明している所から、この日の集会は県民総意の声と言えるものではないでしょうか。
既に、辺野古区、豊原区、久志区を始め、周辺自治体13区全て反対決議がされています。
更に、県漁協、名護市漁協、辺野古漁協、など海を生活の場とする漁民も反対決議をされています。これ以上、沖縄の人達に何をお求めなのでしょうか。政府は反対の声に押され新たな振興策の提案を考えているようですが、これほど県民をバカにしたものはありません。
何よりも最大の振興策は「普天間基地」の無条件、全面返還こそが最大の振興策です。
現在交渉中の、米軍再編の最大の課題は「基地の縮小」です。交渉は最初からボタンの掛け違いで始まっています。
「普天間基地」を振り出しに「玉突き状態」に次々に「移転地」を決めたようですが、その「玉突き状態」になった自治体を北から北海道、青森、宮城、茨城、東京、神奈川、広島、福岡、宮崎、鹿児島、沖縄まで11都県になりますが、東京都は態度を明確にしていませんが、他は、全ての自治体の長もしくは市長、町長、村長が「基地再編」に反対を表明していますし、住民も反対しています。
これほど多くの国民の声が無視されるとしたら、この国に民主主義は存在するのでしょうか。
額賀長官、北原長官、どうか住民の声を謙虚に受け止めてください。
以上
申入書
小泉純一郎さん、麻生太郎さん、額賀福志郎さん
私は今日は大変嬉しい気持ちでここに来ています。あなた方のアメリカべったりの軍事再編計画に対して、岩国市の人々ははっきりと反対を表明しましたね。言うまでもなく昨日のことです。
日本国の政府を預かる者として守らなくてはならないのは、市民の平穏な生活であって、アメリカ政府のお先棒を担いで、世界中に戦争を引き起こすことではありません。市民生活を犠牲にしてアメリカ政府にこびを売ろうというあなた方の計画は破綻しました。もこれからは「誠意を持って、ねばり強くご理解を求める」という空虚な言い訳はもう止めましょう。そして、警察という暴力装置を使って市民の意向を踏みにじるという、民主国家の看板が泣くようなことも止めましょう。
あなた方が自分たちの非を悟って、アメリカに詫びを入れてこの計画を撤回するというのが唯一の正しい道です。そういう簡単なことがわからないようでは、これからやっていけませんよ。
辺野古への新しい基地建設は今後百年にもわたって、米軍を居座らせることになります。「日米同盟・未来のための変革と再編」というその名と裏腹の、日本国の将来に災厄しかもたらさないアメリカ政府との約束は取りやめにしましょう。
私はそれをあなた方に教えるためにここ防衛庁の正門前に来ました。
2006年3月13日
上原成信
|