辺野古からの電話メッセージ
安次富 浩さん(ヘリ基地反対協)
防衛庁前に参加されている東京周辺の支援者の皆さん、どうもお疲れ様です。沖縄は、今、雨です。
1時から那覇地方裁判所にボーリング調査差し止めの提訴を行いました。那覇の支援者を中心に70名くらいが集まりました。辺野古は、今日も朝から単管に20数名座り込みをしながら、海と那覇の両方でやりました。
今日提訴したのは、私たちはボーリング調査を何としてでも止めたいということで、特に海人一人が、国頭の人ですけど、海人一人が本訴に原告として加わってくれました。この方が実は、2週間前、宜野座、金武、石川の漁協の人たちを説得して一緒にこの海上行動に立ち上がるきっかけを作ってくれた人です。彼に原告に加わっていただき、彼の立場は、ボーリング調査あるいは基地を作るということによって自分らの漁場が荒らされると生活ができなくなるということで立ち上がってくれました。
更に、東恩納琢磨、西平伸という二人の瀬嵩のメンバーが、エコツアーをやっていますので、大浦湾中心に、そこに影響を与えるという営業妨害も含めた内容で提訴をしています。
あと私たち、金城佑治さんを含んで、名護で20数名、那覇で30数名、計68名がこの防衛施設局のボーリング調査差し止めの提訴を行い、県内の弁護士20名近くが立ち上がってくれました。今日も7名の若手の弁護団が那覇地裁に一緒に立ち会ってくれています。
第1回公判はおそらく1月の下旬となりますけれど、今回この年末にやったのは、今まで年末というと、相手側が私たちにいつも攻撃をしてきたわけです。SACO合意もそうです、あるいは市民投票を無視して前の市長が辞任して受け入れをする、あるいは代替施設の工法なども年末に決定しているということで、年末年始にかけて私たちの動きをセーブする形でやってきたわけです。
来年もまた海での阻止行動をしながら世論を味方に増やし、そして全国、国際的にも闘いの輪を拡げてこのボーリング調査をさせない、辺野古移設をさせない、提案そのものを白紙に戻すということをこれからも続けていきたいと思います。
2時から、おしかけて那覇防衛施設局に行きました。那覇防衛施設局では当初私たちと会わないというのを、照屋寛徳、赤峰政賢という国会議員の立会いの元に施設局に対して交渉をし、しぶしぶ向こうは交渉の窓口を作りました。その内容は、23日に年末休みの間にヤグラが崩れないように、波によってボルトが弛んで単管ヤグラが崩れないように斜めの鋼管で補強させてくれという要請があったので、一応それだけは了解しました。年明けにパイプははずすという約束を取っています。それはいつなんだということで、日にちを迫ったところ、ようやく1時間くらい押し問答した上で5日にパイプのはずしだけを行うという確約をとりました。
来年も早々から私たちは海の上での行動と、そして裁判など通じながら大きく闘いを広げていきたいと思います。以上です。