電話メッセージ: ——那覇県庁前座り込みの現場から——
崎原盛秀さん(平和市民連絡会)
今、県民ひろばの向かいにいます。今日は県民会議を中心としたローソクデモがこれから行われようとしているんですけど、私たちの座り込み行動は12月10日から一応今日までと、11日間の闘いを敢行しました。
この間私たちは、県に対するボーリング調査の中止を求めて行動し、文化環境部長に直接行動を取りました。それから防衛施設局にも抗議行動を展開し会わないというものを、我々は座り込みを通してとうとう防衛施設局も応ずるという姿勢を示しています。しかし私たちの糾弾に対して、暴力行為を一切否定するという絶対許しがたい回答でありました。それを再度私たちは同じような抗議を二度やりました。
さらに暴力的な企業であるサンコーコンサルタントに対しても抗議行動をいたしました。そのことについては、こちらは現地事務所で所長もいませんと、責任者はいませんということでありましたけど、入り口のほうにはのぼりや旗やヘルメットやということで、それを持込をしてはいけませんなんていう脅しをやって、大変びくびくしている状況でした。徹底した抗議をしながら、今後暴力があるときには絶対に許さないということを伝えてやっております。
なお、10日間の座り込み行動、県民の反応は大変すばらしいものがあります。私たちはこれまでイラク反戦の署名運動をしましたけど、その何十倍という形の中で、もう個々の人々が自主的に署名をやっているテーブルの前に向かってくるという状況で、これまで10日間で4500程の署名を頂きました。そして、カンパも1万円札が毎日入るぐらい、おそらく7〜80万円のカンパもあったかと思います。
その中でやはり、私たち那覇でやってよかったということの思いは、ここに集まってくる人々が辺野古へ行って皆と一緒に行動をしたいけれど仕事の関係上どうしても行けない、こういうことやっていただいて本当にありがとうございますというそういう連帯の激励の言葉が相次いだことです。私たちは座り込みを通しながらこの運動の広がりをものすごく感じました。
皆様も承知だと思いますけど、国頭、宜野座、金武、石川の漁協の海人たちが決起をしてこの1週間完全にボーリングの調査をストップさせていると同時に、今日の夕刊になりますと、金武、宜野座、石川の3漁協は明日防衛施設局に対する抗議の行動を展開し、絶対に埋立をさせないという決意を持っているようであります。同時に反対の住民達と共闘しながら、辺野古基地を絶対に作らせない闘いをやるという決意が述べられています。
こういう形で、沖縄の運動も大きな広がりとなっております。東京の行動も大変だと思いますけど、お互いに絶対に許さない、イラクへの侵略基地としての新空港絶対に許さない、サンゴの海を生き埋めにする海上基地を絶対に許さない、共に戦列を共にしながら頑張ろうじゃありませんか。現地からの報告、簡単ですが終わります、ありがとうございました。