11月29日 防衛庁・施設庁への申し入れ行動
実行委
それでは予定質問事項を出してあるんですが、回答を聞く前に、その後もちょっと動きがあったので、抗議要請書を持ってまいりました。これを読み上げてから回答を伺いたいと思います
抗議要請書
防衛庁長官 大野功統殿
防衛施設庁長官 山中昭栄殿
2004年11月29日
辺野古への海上基地建設・ボーリング調査に反対する実行委員会
私たち実行委員会(26団体で構成)は、普天間代替施設建設と称して進められている辺野古沖海上基地建設とそのためのボーリング調査に強く反対している。県民の81%が反対している本建設工事は直ちに中止し、白紙撤回するよう要請する。
一、貴職らは本工事において去る11月20日午前、ボーリング用足場(スパット台船)の設置時、サンゴ礁を破壊した。破壊か所はリーフの外側で、平島側にある掘削ポイント3-13(防衛施設庁「地質調査位置図」による)。
この事実を認め、工事を中止せよ。
二、西正典那覇防衛施設局長は去る25日、「サンゴが死滅して岩となったサンゴ礁と生きているサンゴは別だ。足場設置でサンゴ礁が削られたのは確かだが、われわれが作業上で細心の注意払っているのはサンゴを守ることだ」と発言した。
この局長の発言について釈明し、謝罪・撤回せよ。
三、那覇施設局側は去る26日、基地の県内移設に反対する県民会議代表に対し、「きょうから海中に入り、破壊場所を調べている。結果は県に報告し、公表する」(建設企画課長)と発言した。
破壊場所の調査結果を明らかにし、工事を中止せよ。
回答をいただく前に、今月の、11月17日午後に平良夏芽さんていう人が危険行為を受けたということで、抗議の声をいまテープで流しますので、まずこれを聞いてから回答してください。
辺野古から 電話アピール(抜粋)
「私が酸素ボンベを担いで潜って向こうのダイバー達4名と向き合って単管を組んでいく作業を必死に止めていたのですが、水中の中でさんざん蹴られたり、単管で殴られたり、それから酸素が漏れてしまうように細工をされてしまったり、ベルトを外されたりとか、挙げ句の果てに水中で水中メガネを外されてしまったりというようなことを何度も何度も受けて、身の危険を感じたのでそこの阻止行動を断念せざるを得ないということになりました。水中の暴行に関しては、これは常軌を逸していることで、水中で相手の潜水具をいじるということは殺人未遂にも匹敵することではないかということで、弁護団が告発あるいは告訴も含めて検討するということで」
それでは予定質問事項・要求事項について回答をいただきたいと思います。
施設庁
あらかじめいただいております要請書について答えさせていただきます。
まず(1)でございますけど、「本年9月9日以降の辺野古海上基地建設にむけた調査について、これまでの進捗状況を明らかにせよ。また今後の調査・工事予定について明らかにせよ」ということですが、まず普天間飛行場でございますけど、皆さんご案内のとおり市街地に所在しているということでございまして、早期に返還をするということが大きな課題というふうに認識してございます。そのために、沖縄県を始めてする地元の公共団体と緊密に協議しまして、平成11年末の閣議決定に基づき、代替施設の着実な建設に向け全力で取り組んでいるところと考えております。ボーリング調査につきましては、代替施設の建設工事に先立ちまして、代替施設の護岸構造の検討に必要なデータ収集を目的としたものでございます。これは沖縄県から同意を得た上で、去る9月9日から実施しているところでございます。今現在、ご案内のとおり足場設置の作業にかかっているという段階でございます。
今後の予定でございますけど、まさにボーリング調査が終わったあかつきには護岸構造の検討を始めるということでございますけど、他方、環境影響評価法に基づく環境アセスを今平行してやってございます。その後、公用水面埋立承認という手続きを、これを法的に取りましてそれから工事に着手という運びを今のところ考えてございます。(1)については……
実行委
いつごろまでかかるんですか。
施設庁
環境影響評価は約3年を見込んでございます。4月から開始しておりますので、それを逆算しますと半年ぐらいは過ぎたのかなという状況でございます。それから、工事ですが、これも国会等でご答弁さしていただいておりますけど、約9.5年を今見積もっているところでございます。ただし、先般のヘリの事故等からみまして、1日も早くということがございますので、この工期、9.5年につきましては短縮できる要素があるかということで技術的な観点から今短縮につきまして検討をしているという段階でございます。
実行委
1日も早くというのは、普天間の返還を1日も早くであって、いま、9.何年かかると言った、それが早期返還ですか。今まで8年もかかって、これから9年もかかってそれが早期返還。
施設庁
そう考えております。
実行委
小泉首相が言っているように、本土のどこかにぽんと持ってくれば早期返還になるんじゃないの。
施設庁
そこは色々と考えるところがあるかと思うんですけど、我々としては平成11年の閣議決定に基づいた施策というものを推進していくという政府方針のもとにいまやっています。
実行委
それは早期返還じゃないじゃないの。長期かかる返還でしょう。なんでそういうのを早期返還というの。日本語知らないの。
施設庁(公報)
続けさせてもらってよろしいでしょうか。限られている時間なので進めたいんですけどよろしいでしょうか。
実行委
では(2)のほうを。
施設庁
(2)でございます。「辺野古新基地建設に81%以上が反対という沖縄の世論、名護市議会での賛否同数状況に鑑み、建設を白紙撤回せよ。普天間基地については直ちに閉鎖・返還せよ。」というくだりです。
お答え申し上げます。普天間の飛行場の移設返還につきましては、市街地に所在しているとこともございまして、一日も早く皆さんの不安を解消したいという考えから、その実現にむけまして今まさに全力で取り組んでいるという状況でございます。政府といたしましては、名護市辺野古沖に代替施設を建設するということが市街地にある普天間飛行場を返還するための最も現実的で確実な道であると考えておりまして、引き続き一日も早い移設返還に向けまして全力で取り組んでいくという考えでございます。以上です。
施設庁(広報)
では続きまして(3)番のほうに。
防衛庁
「下地島使用について、外務省は米国からの通告はないとしているが、防衛庁・防衛施設庁はどうか明らかにせよ。」ということでございますが、外務省と同様防衛庁に対してもそういった事実はございません。以上です。
実行委
協議したこともないんですか。官邸と外務省と。
防衛庁
この関係でということですか。在日米軍再編に関連しての普天間の代替としての下地島の使用だと思いますが、特に外務省と同じように、特にそういった事実はないと。
実行委
協議したこともないのかどうか聞いたんですけど。
防衛庁
具体的に政府部内でどういう検討をやっているのかというのは、恐縮ですがお答えについては差し控えさせていただきます。
実行委
じゃ(4)のほうを。
施設庁
4番目でございますが、「金武町伊芸区への都市型戦闘訓練施設建設については、県知事も町長も同建設反対であり、建設を白紙撤回せよ。」このことにつきましては、国会の場でもっぱら外務省のほうから政府としての立場、考え方というのを表明しているところでございます。キャンプハンセン内レンジ4におきまして、陸軍射撃訓練場を建設、米軍が計画しておりますが、政府としましてはこれまで沖縄県、金武町等に対して説明してきておりますが、他方でこれまで流弾事故等起こっております経緯をふまえまして、米側が取っております安全対策にご懸念を示されている、で、訓練場の建設に反対している状況にあるということは承知しております。
ただ、その本訓練場建設につきましては、日米地位協定上米軍が施設区域内におきまして自らの予算で必要な施設を建設するという事案でございます、他方でそういうことをする場合におきましては公共の安全に配慮するということで今回につきましても、政府としましては米軍は一定の配慮をしているものというふうに認識をして、まあ考えています。
いずれにしましても地元の方々のご懸念ということは充分踏まえまして引き続き米側に対しましてはそれらを伝えますとともに、安全対策等に万全を期すよう政府としては申し入れていくということでございます。
施設庁
あらかじめ要請書でいただいている文書に対する回答は以上でございます。
実行委
それじゃ、本要請書のほうでですね書いてありますけど、サンゴ礁、サンゴを破壊したということについて、これはあらかじめ申し上げてるんじゃないですけど、やっぱり動きがあったので、その新しい動きを抗議要請書にいたしました。
現地でのこの事実について防衛庁、防衛施設庁はどのように把握していらっしゃるのか、この事実を知っていると思いますけど、知っているかどうか、何を知っているかお答えください。
施設庁
これは確か21日に報道があったと思うんですけど、承知してございます。この事実関係でございますけど、実は24日以降我々も現場に潜って状況というものを確認する予定でございましたけれども、天候の都合上入れなかったという日が多々続いておりました。で、たしか今日、天候が良ければ、潜水調査を実施した上で事実関係を把握するということで計画してございまして、まだ報告は入ってございません。
いずれにしましても、現場の状況というものが把握できれば現地の防衛施設局から県のほうにも報告しまして、そのへんのところは県のほうにお伝えするという今予定でございます。
実行委
本日潜水して結果が本日にも判明するかもしれないと。事実はあったことは認めていらっしゃるんですか。
施設庁
事実といいますか、どういう状況かというのが、我々があくまでも新聞報道でしかわかりませんので、そこらへんは何とも言い難いと思うんです。
今日仮に潜っているとすれば、その状況というものがわかるかと思いますので、そのへんは状況の詳細につきまして報告を受けて暁に、業者の方から報告を受けた暁には県のほうにその旨報告するという体制を取ろうとしています。
実行委
わからないわりにはサンゴ礁とサンゴは違うと局長が言っているんですが、これはどういう意味なんですか。
施設庁
局長の意図しているところは私はちょっと詳しくは何とも言えないんですが、おそらく生きてるサンゴと、死んでですね、そこに存知ざれている、置かれているサンゴという所での違いという所を言っているんではないかと思います。
実行委
死んでいるサンゴだと潰してもいいんですか。
施設庁
つぶしてもいいというよりもそういう、あくまでも生きているサンゴをという趣旨でご発言なされたのではないかと、これはあくまでも推測です。
実行委
推測ですか。
実行委
生きているサンゴを踏みつけていると言う話しですけど。
施設庁
ですから、そこは何と言っても、今日潜っているかというのがあれですけど、事実関係が我々もまだ把握してございません。
実行委
その場合に、新聞報道で知っているとかというお話だけれども、そういう作業を防衛施設庁がやっているわけですから、防衛施設庁の発注で行われていることに関してのあなたがたの工事の監督責任というのはあるわけでしょ。それはどうなっているんですか。
施設庁
ですから事実関係を今まさに把握しようとしている。
実行委
これまで、そういう事実が新聞報道であきらかにされない限りはわからないような監督の仕方をしているというのはおかしいじゃないですかと言っているんです。
施設庁
これはですね、設置前、それから設置後、それから撤収の際ということで、少なくとも我々としては、3回潜ってですね現場を把握するというふうな計画を立ててございます。我々が作りました、那覇防衛施設局が造りました作業計画、あるいは県から海底の使用につきまして同意を得た際に示されました環境配慮事項というのがございますけど、たしか16項目だったと思いますけど、それにつきましてこのような我々としても環境への配慮をするというような意思表示をしてございますので、それに従いまして設置前、今回の設置後、それから撤収した後とこの3回は潜ってですね現場を把握したいというふうに考えてございます。
施設庁(広報)
申し訳ないんですが予定の時間になってしまいました。
実行委
さっきテープで流したんですけど、海底で殺人未遂的なことまでされていると言う状況について把握していますか。
施設庁
これは把握と言うよりもそういう状況があったということが新聞で我々も知りまして、現地の調査会社の実際の担当者、確認をしましたところ、そのような事実はないというような報告を受けております。
実行委
海上でも海上保安庁が出てきて停止されてますよね。工事を中断させられているでしょう。
実行委
工事を中止させられているじゃないですか。
施設庁
それは昨日の段階ですよね。
実行委
そういうのが実際は起こっている中で、さっきテープを流したのはなかったということなの。信じられるの。
施設庁
信じられるも信じられないも、私共としてはそういう報告を受けています。
実行委
それで済むの。報告がなければ。それで済むことなの。死んじゃったらどうするの。
施設庁
安全対策には万全を期すというところが大前提だと考えておりますけど、その潜水されている、あるいは船を出している方々につきましても海上保安庁から話しがあったとおり節度をもうけて私共の希望でございます。
実行委
非暴力の人に対しても押さえつけたり。
実行委
けっ飛ばしたりしてるじゃない。
実行委
私も転覆させられました。本当に、強い波で転覆させられたり、そういう目に遭いました。私の周りで何人も死にかけています。このサンゴを見てください、これです。報告とか新聞報道じゃないです。サンゴは何の上に生えていますか。サンゴだけ空中に浮いているんですか、水中に。何の上に生えていますか、生きたサンゴは。
環境省だって海草を守るためには藻場を守っています。サンゴを守るためにはサンゴ礁を守らなければ守れません。そう思いませんか。
施設庁
申しわけありませんがお時間になりましたんで。
実行委
先ほどの設置前、設置後それから撤収後に調査するというふうにおっしゃったんですけど、要するに設置前それから設置後、撤収後という要するに設置中についてのあなたがたの監督責任はないってことなんですか。
施設庁
設置した後に確認するということで。
実行委
だから設置の作業の途中で、設置前にやらなければすでに破壊されてしまうってことでしょう、今回の問題は。そこから出ているわけですよ。だから作業中にあなたがたがきちんと監督するということがあなたがたの監督責任でしょう。
施設庁
ですから設置後に……
実行委
ですからそれをやらないことが問題が起きているわけ。それをやるつもりがあるんですか。
施設庁
ですから今潜ろうとして……
施設庁
今の場所につきましては、昨年の6月から7月にかけてだと思うんですけど、元々予定していた調査予定位置で藻場なりサンゴ等があった場合にできるだけ回避したいとの思いで、その調査の精度を確保する許容値の中でできるだけ影響の少ない場所を選んできたわけです。それにつきましては、作業計画と参考資料ということでお示しいたしましてですね、その上で調査に当たってはあらかじめさらに潜水調査をいたしますということで前回して、状況に著しい変化がなければ予定地点で実施いたしますとそういう予定の元で動いてきているわけでございます。
実行委
だから作業中に今回の報道がなされて、あなたがたが今日潜水調査をしなければならないというふうな状況に立ち至っているというのは、業中そのものについてのあなたがたの監督責任が不十分だからそういう事態が起きているんじゃないかと聞いているわけです。
施設庁
事実関係を確認するために詳細について再度調査して報告するようには指示は致しております。
実行委
だからそれは結果論でしょう。問題なのは作業中にあなたがたがどれだけ発注者としての監督責任を全うしているのかどうなのか、そういう体制をあなたがたがどれだけ造っているのかということを聞いているわけ。そこが一番、壊れてしまってね、予定以上のことが起きてしまった場合にあなたがた責任を取れないでしょう。現場にいないんだから。だれがそういうところで。
施設庁
前回も調査位置を選定したときに、こういった写真がございまして、これについては専門家にもお見せして助言を頂いているわけです。
実行委
だから問題ないわけ。
施設庁
問題があるとかないとかではなく、事前に可能なことは配慮をさしていただいていると。
実行委
だけれども新聞報道されるような事態が起きているわけでしょ。それに基づいてあなた方は事実関係を自分たち自身の目で確かめるために今日潜水調査をなさったわけでしょ。そういうふうに結果的に起きてしまったことに対する、ことをやってもしょうがないわけ、我々の言っているのは、そういう事態が起こらないような万全な責任体制、監督体制が、あなたがたに責任としてあるんだからその責任体制をどれだけあなたがたが造った上で事業をなさっているのかということを聞いているわけです。
そのことについての不備があるんではないのかということが逆に言えばあなたがたの潜水調査を今日やられた背景にあるんじゃないですか。だから今後そういうふうなどれだけの監督責任を全うしうるような体制を造るのか造らないのか、それがなければこの場所は事業はできないじゃないですか。
施設庁
この時にいただいた専門家の助言を、該当するところを
実行委
専門家って、どの根拠でおっしゃるんですか。所属、名前、文献、国際的には専門家として通用しませんよ、そういう人は。
施設庁(広報)
申しわけありません、もう時間が過ぎていますんで、終了させていただきます。
実行委
もう一つ質問があるんですけど。沖縄選出の
実行委
一杯質問があるんですよ、回答についても。
実行委
その他の項目をまだやってないから。
施設庁(広報)
その他というのは、事前に申し上げましたけど、我々もちゃんといただいている問いに応じた形で答えを用意しますので、その他っていうのは非常に困るんです。
実行委
ここでお聞きしてわからないことは答えられないでいいです。
実行委
その答えにまだ質問とか意見があるっていうんですから考えてもらえませんか。
施設庁(広報)
こちらのほうは予定の、お願いして出てきてもらっていますんで、ある程度折り合いをつけてもらわないと。
実行委
質問とか意見がある方がすでに出ているんだから、
施設庁(広報)
本来であれば、16時から16時20分ということで予定を取ってもらっているんですよ
実行委
始まったのが遅いんだからしょうがない。
施設庁(広報)
それはお宅様達が予定以外の人数を……
施設庁
すみません、予定が入っているんで押し問答されるようであれば
実行委
1時間とか2時間とか取ってくださいよ。普通やりますよ、省庁交渉なんて。私も2時間なんてよくやりますよ。それが20分なんて、回答を聞いただけで終わってしまうじゃないですか。その回答の、回答を聞いただけでも一杯質問したいのに。
実行委
具体的に質問があるんでちょっと聞いてもらえます。
実行委
とにかく言います。いくらでもあるんですけど。(2)番について普天間基地の早期返還に辺野古に建設するのが最も現実的、確実な方法だと私たちは考えますと、私は本当に耳を疑いました。最も非現実的で最も不確実な方法じゃないですか。普天間基地が問題になってから8年も経つのに5年から7年で返すと言っているのに、もう8年も経っているんですよ。それで早期返還、それをまた十何年も経って返還できるかできないかってそういう今の答えはこんなふうに入り口のところでもめている問題をなんていうか辺野古作ることが普天間の返還の条件だなんてとんでもない。最もというんだったらいくつか例えば10でも20でも色んな返還の仕方があって、その中で移設することが最もと言うんだったら根拠を示してください。20も方法を検討した結果一番辺野古に作るのが妥当だって理由を説明してください。一度もそんなことは聞いたことありません。他の方法を全部説明してください。どれだけ検討したんですか。辺野古の移設以外に。こんなに問題になっていることをこれだけ示して最もなんて良く言えたもんだと私は本当に腹が立ちました。
実行委
もっとも現実的と言ったのは黒田さんでしたっけ、伊藤さんでしたね、そこをどうして現実的なのか短い時間で結構ですので、
実行委
他の方法よりこれがいいってことを説明してくださいよ。
施設局(伊藤)
まずこの辺野古沖の建設に当たりましては、ご案内かも知れませんがSACO最終報告というのがございまして、その後も色々な方法について検討させていただきました。例えば嘉手納統合案、嘉手納飛行場への統合案であるとか、もろもろの検討をした結果、政府としまして辺野古沖の移設というのが一番いいんだろうという判断のもとでこの方針が決められたと。この方針は、先ほど言いましたように平成11年の閣議決定に基づきまして、におきましてきちんとなされております。その後閣議決定において、設置されました協議会というのがございます、この協議会というのは政府側と沖縄県側の代表者が、募って協議をしたものでございます。具体的には、沖縄担当大臣が主催しまして防衛庁長官、外務大臣、国土交通大臣、それから場合によって環境大臣が政府側でございます。沖縄県側としましては県知事、名護市長、東村長、宜野座村長、いわゆる名護市の周辺の1町2村長でございます。そういった方々と平成12年に協議会を設置しまして、平成14年までの約2年間9回にわたりまして、この辺野古沖での代替施設建設につきまして様々な観点から議論させていただいております。その結果、平成14年の7月でございますけど、基本計画というものが政府として決定しました。これは県知事、名護市長、先ほどの関係市町村長のいわゆる意向を踏まえたものでございます。そういう意味で辺野古沖というのが一番、もっとも確実、現実的で確実な方法というふうに申し上げたしだいです。
実行委
今の回答について一つだけ、検討してください。今のことについてもっと聞きたいことあるんですよ、それをちゃんと時間を取ってくださいますか。
実行委
それでは、まだ聞きたいことがあるんですけど、今日はこれでお終いにして、また続きを、聞きたいことがまだありますんで、またこういう場を設けていただくようにお願いします。それで、調査作業中に危険行為のようなことを、また起きるとなるとこれは大変です。これはやめてください。海上保安本部からもやめてください、中止させられるような事態になるというのは、これはそんなことは無かったという回答ですが、警告は事業者にしたというふうにそうじゃないですか。無かったと言ってないみたいですよ。警告したんだからそういう危険行為は無かったと言ってる、思ってるのかもしれませんけど、なんかやっぱりやったらしいじゃないですか。そういう作業進行中でそういう危険行為は止めてください。それだけを確認しまして今日はちょっと後味が悪いんですけど終わりにしたいと思います。