辺野古から 電話アピール
當山 栄さん (平和市民連絡会)
辺野古からです。今日の状況を報告します。
東京の皆さんご苦労さんです。今日もですね、朝7時過ぎから、私たちは、4箇所の単管ヤグラを守るということと、スパット台船の作業をさせない、そういう動きというのを目指して7時半から行動を開始しました。
1箇所については一部作業をやり、やがて掘削作業にかかろうとしましたけれども、こちらがそこにも駆けつけ、作業を中断し今日は完全に作業をストップさせ意気軒昂です。
そう言う意味で、我々の力を十二分に発揮した今日の一日の行動でした。
ちなみに明日は公休日で、完全に作業は休みですので、こちらも一息付けるような状況になっています。
以上です。
辺野古への新基地建設へ向けたボーリング調査の即時中止を求める申し入れ
防衛庁長官 大野功統様
防衛施設庁長官 山中昭栄様
4月19日に、那覇防衛施設局がボーリング事前調査を強行しようとして、それに対して辺野古のオジイ、オバアをはじめとする人々が非暴力直接行動で阻止をしてから本日で218日日に入っている。この間辺野古では座り込みによる阻止行動が継続されている。また9月9日、施設局は抜き打ち的に、施設局職員や業者のダイバーそしてチャーターした漁船を繰り出し、ボーリングポイントの海底写真撮影と磁器探査を強行した。これに対して辺野古の人々は、抗議船とカヌー隊で阻止行動を展開している。これら辺野古の人々による「新しい基地を絶対につくらせない」「ボーリングによって辺野古の海を破壊させない」との強い意志と行動で、施設局は大きく作業を遅延させている。
このあまりにも当然な辺野古の人々の阻止行動に恐れをなしたのか、また作業が遅々として進まないことに焦り始めたのか、施設局は今月16日から海底を破壊する掘削作業を、正に暴力的に強行しようとしている。先週の土曜日にはやぐらを建てたとの情報も入っているが、従来作業を行なってこなかった土曜日に作業をするということ自体施設局の焦りが透けてみえる。一体彼らは何をそんなに焦っているのか。誰にそんなに急いでボーリング調査をしろといわれたのか。辺野古の人々の訴えに従って、また9割の沖縄県民世論に従ってボーリング調査を断念すればいい話である。行政の人間として、住民の財産と生命を守る立場にありながら、結局は日本政府と米国政府の方にしか顔が向いていないことのあらわれではないか。私達はこのような施設局の姿勢を糾弾する。
また施設局の焦りは、抗議行動をしている人々の生命を危険にさらすところまできでいる。施設局の調査船が、阻止のために海底に潜った人を轢きそうになったという報告も受けている。その時施設局の職員は船上でニヤついていたというではないか。真夏の炎天下での座り込みや船酔いに耐えながらの海上阻止行動など、辺野古の人々の正に身体を削ってまでの行動をさせているのは一体誰なのか。辺野古の人々にこのような負担をかけてまで更には生命を危険にさらさしてまでのボーリング調査と新基地建設を直ちにやめろ。
沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落などをうけた沖縄の人々の深い怒りは、基地を全て東京に持っていけというところまで来ている。しかしこんな思いさえヤマトの米軍基地の強化、米軍と自衛隊の統合・一体化に利用しようとしているのが日本政府ではないか。そして「沖縄の声を聞く」といいながら、結局は新しい基地を建設しようとしているのである。私達は「人殺しのための基地はいらない」との辺野古の人々の訴えに沿って、全ての米軍基地の撤去と全ての自衛隊駐屯地の撤去を要求する。
2004年11月22日
戦争に反対する中野共同行動
防衛庁長官 大野功統殿
防衛施設庁長官 山中昭栄殿
抗議声明
11月16日、那覇防衛施設局は中城湾港から、ボーリング調査のための作業台船を出航させ、辺野古沖での違法な作業に着手した。私達はこのことに対し、満腔の怒りを込めて抗議する。
11月12日に開催された沖縄県環境影響評価審査会では、63か所にのぼるボーリング調査は、それ自体が環境破壊につながるとして、答申前文に、環境への影響を検討した上で調査を実施するよう求める文言を盛り込むことを決めた。このことからも明らかなように、方法書に記載もせず、環境アセスメント法に明らかに違反する今回の調査には、環境アセスメント学会、日本自然保護協会など、多くの環境専門家の団体が中止を求めている。
当然にも作業着手に抗議し、作業を阻止するために出航した反対派の船舶やダイバーに対し、巨大な作業船を止めもせず、接触してもかまわないかのようにふるまう防衛施設局は、まさに人命を軽視し、人殺しをするための基地を設置しようとしている防衛施設庁、防衛庁、外務省、日本政府の態度を象徴しており、その非人道性を白日の下に明らかにしている。
私達は、命を育む美ら海を破壊し、人殺しのための軍事基地を新設することを絶対に認めない。辺野古現地の闘いに連帯し、ヘリ基地は絶対に作らせない。
防衛施設庁、日本政府は、ただちに辺野古でのすべての作業を中止せよ。
沖縄県は、環境影響評価審査会の答申に従い、違法な調査を中止させよ。
米軍は世界一危険な普天間基地を即刻閉鎖し、返還せよ。
2004年11月22日
沖縄の自立解放闘争に連帯し、反安保を闘う連続講座