防衛庁長官 石破 茂 殿
防衛施設庁長官 山中 昭栄 殿
辺野古でのボーリング調査を直ちに中止してください!
2004年9月20日
東京都千代田区三崎町2−2−13−502
沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
去る9月9日から、あなた方はボーリング調査強行しました。しかし次のような事態についていったい、どう説明するのですか?
小泉首相もあなた方に「地元の意向に沿ってすべき」と、指示していたはずです。
- 「辺野古への新基地に反対」が沖縄県民の81%となっていること。
- 名護市の岸本建男市長が「15年、普天間をそのまま存続させるのなら私なりに、判断したい」と、辺野古「移設」に固執せずの態度を示していること。
- 名護市議会で辺野古「移設」には賛成と反対が同数であること。
- 去る9月3日の住民説明会は、参加者が200人に限定された抽選で選ばれた人だけのもので、説明にもなってもいない形式的なものだったこと。
あなた方はこれらの事実すべてをあえて無視して、辺野古の新基地建設・ボーリング調査を強行するのですか?合意を得られないのになぜ新基地を作るのか、住民にも名護市民にも沖縄県民にも、日本国民にも理解されなくともいいのでしょうか?
そのようにして建設された新基地ならば、誰にも歓迎されないではありませんか!沖縄「県民に対し後世特別の御高配を賜らんことを」と電文した太田実海軍司令官の言葉も無視するのですか!沖縄を差別するのはもはや誰もが許しません。
辺野古でのボーリング調査は直ちに中止し、新基地建設は白紙撤回してください。
要請書
防衛庁長官 石破 茂 様
防衛施設庁長官 山中 昭栄 様
2004年9月20日
75名の京都市民の連名
主旨
私たち京都に住む者は、生活の中に飛行機の音がありません。
たくさんある大学の壁に、軍用機が落ちてきたことはありません。
縦横にまっすぐのびる通りは、基地によって遠回りさせられることがありません。
「本士」の普通の生活は、沖縄の、日常の危険に支えられています。
私たちはどこに住んでいても、安全に生きる権利をおびやかされたくありません。
防衛庁が、日本を防衛する責任を持つと言うのなら、沖縄を米軍基地から守ってください。
沖縄戦で日本軍がそうしたように、都合よく沖縄を犠牲にしないでください。
辺野古に基地を作らないでください。
普天問基地をはじめとする基地を撤去し、沖縄をまるごと沖縄の人に返してください。
つきましては以下のことを要請します。
要請項目
- 辺野古における、新基地建設のためのボーリング調査をただちに中止してください。
- 普天間基地をはじめとする基地を、移設ではなく、撤去してください。
以上