Date: Fri, 4 Nov 2005 04:05:08 +0900 (JST)
From: じゅごんの家 <dugonghouse_in_okinawa@yahoo.co.jp>
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Subject: [keystone 11734] 阻止行動日誌561日目。富田晋。名護市長に要請行動〜北原防衛施設局庁長官に抗議!!!
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10月31日(月)
・防衛施設局庁北原長官が県と市に対して説明会。市民は猛抗
議!!!

〜反対協が市長に対して要請行動。〜
「要請文」
〜名護市を米軍要塞都市にさせない緊急要請〜
 わたしたちヘリ基地反対協議会は1997年12月21日の
市民投票「ヘリ基地ノー」の民意を実現するために、この9年
間闘い、「ヘリポート」及び軍民共用空港計画と2度も挫折さ
せてきた。
 この力は、辺野古のお年寄りたちの9年間の座り込み、昨年
4月19日からのボーリング調査阻止の座り込み560日余に
なり、名護市民をはじめ県民の参加と82パーセントの辺野古
移設反対の県民世論、全国各地からの参加と支援、世界の環境
団体400余の自然環境守れという国際的連帯などである。
 日本政府と米国防省に辺野古代替施設不可能と言わしめる中
で、岸本建夫市長の「縮小案は選択肢の一つ」発言は、米軍専
用誘致との謝ったシグナルを送った。アメリカ国防省は196
0年代から構想してきた大浦湾軍港、空港建設案を統合した要
塞化基地を日米審議官級会議で日本政府に承認させ、29日の
2プラス2で合意する。
 沿岸埋め立て合意案の駐機場及び滑走路は大浦湾を東西に伸
びる断層を利用した自然のバース(軍港)で空母接岸可能、1,
800mの滑走路は米海軍、空軍の諸戦闘機のリ発着が出来、
MV22オスプレイの配備は確定的で、中南部の基地の北部集中
を統合すると、名護市は米軍の要塞化した街となる。
 岸本市長は日米審議官級協議合意の説明を受け、「ショック
」「論外」と「沿岸の位置、形状がそのままなら拒否する意向
」とマスコミにコメントした。
 岸本市長の基地誘致発言が、名護市および北部への米軍、自
衛隊配備計画の導火線になった責任を自覚し、市民に謝罪、発
言撤回を行い、合意案を拒否する責務を負うべきである。
 合意案は久志地域全体に普天間と嘉手納をあわせた爆音被害
、耐えがたき加重負担を強制するばかりではなく名護市全地域
が爆音の街となる。
 大浦湾、辺野古沿岸海域を含む北部の海域は沖縄県が保全す
べきAランクの海域であり、大浦湾は亜熱帯、照葉樹林が織り
成す貴重な生態系を形成、2プラス2に向けて世界の環境団体
420余の組織が保全要請を行っている。
 また、報道によれば「要塞基地」建設のために特措法成立を
企み、地方自治体及び漁協、漁民の権利剥奪まで行うファッシ
ョ的沖縄差別、植民地的政策を許すことはできない。
 われわれは、名護市長に、市民の生命、安全、財産、平和的
生活を守るために沿岸案合意計画案に断固とした拒否を貫くこ
とを求めるものである。
 北部は木の産地、水は命、米軍に荒らされては命の水を失う
 母なる命の海、山々の命を奪うな世界自然遺産へ
 名護市民、北部住民も人間である。自ら人間であることを否
定してはならない。

1、「選択肢」発言が米軍専用基地誘致、合意案の導火線にな
ったことを謝罪すること。
2、米軍要塞基地となる日米合意案をいかなる形であっても拒
否すること。
3、地方自治体、漁業権などを奪う特措法反対の声明を出すこ
と。
4、普天間基地の閉鎖と即時全面返還を求め、県外移設を求め
ること。

以上の文章がヘリ基地反対協議会が名護市長に対して求めた内
容です。

それに対して末松助役は4つの要求に対して一つ一つこたえて
いました。
1に対しては「謝罪をする意味が分からない」と答え、2に関し
ては「現計画に市長は反対である」とした。
3に対しては「市長が答えることですので答えられない」とし
、4に関しては「前々から市長は普天間の負担軽減を求めてい
る」としました。
どれもあやふやな返答だったと感じています。

〜ランチタイム市役所行動〜防衛施設局庁北原長官へ抗議〜
ランチタイム市役所行動には30名ほどの人達が集まり、市役
所職員にも聞こえる声で訴えを行いました。
今日はジュゴンの家の沙織ちゃんが手紙を書いてきました。
「市長、基地建設を白紙撤回してください。」と強く書かれた
文章でした。
室長が受け取り、市役所ロビーでの行動を終了しました。

午後1時、防衛施設局庁北原長官が市長に対して説明会を開く
ということで抗議行動が行われました。
市役所入り口で40人ほどが抗議のお出迎えの用意をしました
。看板を持ってスピーカーで訴えます。
午後1時20分北原長官が市役所到着。
入り口で抗議の怒号と罵声が飛び交う中、北原長官は多くの人
達に防衛されながら市役所に入っていきました。
私達は2階ロビーまで追いかけていきます。
マスコミも40名ほど集まっており、狭いロビーの前は100
名ほどの人達で埋め尽くされていました。
1時間ほどの間があって北原長官が市長室から出てきました。
マスコミの取材に対して前回の西局長と同じ内容で話す北原長
官。
「沿岸案について説明させていただいた。市長からも色々と話
があり、こちらも課題は山積みだ。最終報告でどのような結論
が出るかは分からない。」
抗議に押しかけた人達によって5分間その場での足止めをくら
い、北原長官は下に顔をつっぷしたまま警察に守られながら逃
げるように去っていきました。

その5分間の押し問答の時に増員されてきていた警察が数名、
私を取り囲むように配置されていました。いつもは脅している
だけの警察も今回ばかりは本気のようでした。
一番先頭でやりあっていた私に対して「何かあれば持っていく
」というような暴言まで吐いています。私は毅然として抵抗し
ていきます。
これまでと明らかに違う警察の態度はこれからの辺野古の闘い
を予期しているかのようです。
しかし、私が逮捕されたとて、多くの人達が駆けつければ辺野
古の闘いは絶対に負けません。1人が持っていかれたら10人
が駆けつける。そのような状況を作るために今があることを全
国に呼びかけたいと考えています。
逮捕される状況が来たら多くの人達で刑務所をいっぱいにして
やりましょう。絶対に基地建設を止めましょう!!

その後、10分して、名護市長が出てきました。
北原長官が説明されたことは前回の那覇西防衛施設局長の説明
と変わりませんでした。
私から申し上げたのは前回と同様に「現計画には反対」である
ということです。

この後、市長の目の前に座っていた小禄おばぁが「東海岸を一
緒に守ってください」と請願しました。市長はおばぁと握手し
、「苦労をかけております」と言いました。
しかし、「全ての基地建設案の反対を明確にしてください。」
との要望には「現計画以外は反対していない。」と言いました

市長、本当におばぁの声が聞こえましたか?お願いです。全て
の計画に反対の声を上げてください。

その後、市役所に集まった約30名全員で総括集会。
小禄おばぁは「10年やってきて初めて市長に会った。しっか
りと反対して欲しい。」と感想を言っていました。
 
 


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