Date: Thu, 27 Oct 2005 22:38:20 +0900 (JST)
From: じゅごんの家 <dugonghouse_in_okinawa@yahoo.co.jp>
To: キーストーンメーリングリスト <keystone@list.jca.apc.org>
Subject: [keystone 11689] 阻止行動日誌557日目。富田晋。海上特措法。〜防衛施設局が県、市に説明会。
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org
10月27日(木)
・防衛施設局が県と市に説明。怒りの抗議行動!!
〜怒り〜
ホームページをご覧になっている皆さん、現在の状況をとても
不安に見守っているかと思います。未熟ではありますが、私か
ら見た現状を報告していきます。
私は怒っています。
政府は反戦地主の人達による「基地を解体し、生産の場へとり
かえそう」という人としての行動に恐れをなして「米軍用地特
別措置法」を改悪しました。
政府は96年に反戦地主の人達の「基地、戦争ではなく、生産
の場を」という"契約拒否"の行動によって基地の土地使用の権
限を喪失しました。
それに対して「地主の契約更新、県知事の代理署名なしでも米
軍用地の接収」を"米軍用地特別措置法"を改悪することによっ
て可能としました。
分かりやすく言えば「ここはアメリカと日本政府のものだから
、人殺しのために勝手に使ってよい」ということです。
有事法制は沖縄ではすでに適用されている現実です。
今回の特措法制定問題は辺野古の行動のうねりに恐れをなした
国が「だったらルールを変えてやる」と暴挙に出たことに他な
りません。
特措法制定は沖縄の陸も海も「沖縄県のものではなく」「日米
両政府のもの」とすることです。
この政府は沖縄をないがしろにすることだけでは飽き足らず、
生活の場でさえも奪うつもりでいます。
それはすでに戦後の嘉手納ラプコンによって空を奪われ、96
年には陸を奪われ、そして今回海も奪うことになります。
こんなことが許されていいのでしょうか。いいわけはないので
す!!
しかし、国は辺野古の長い、長い行動によって公にことを拡大
せざるおえないところまで追い詰められています。
国は辺野古の8年間と500日間の闘いに負けたことをはっき
りとさせたのです。
だからこそ、さらなる強行手段を用いて状況を覆そうとしてい
ます。
沖縄に住む私達は、全国の、世界の心ある人々はだからといっ
て覆されているでしょうか。そんなことは決してありません。
私達が希望の炎を燃やし続ける限り、絶対に基地建設止められ
るのです。
覆され、基地建設をとめられ、燃え広がる状況をこの国は目の
当たりにすることでしょう。
そうではありませんか!!みなさん!!
〜県、市に那覇防衛施設局、西局長が説明〜
午前10時、辺野古の私達は県庁へと向かいました。
県民会議、反対協が「県は県内移設反対を徹底しなさい」言う
ことを談判するためです。
県庁に着くとすでに知事公室長との面談の交渉に入っていまし
た。
県側は「人数制限をしたい」と言ってきました。
県民会議、反対協は「これは実際は県民全体が聞くべきもので
す。密室で話し合っていること自体が間違っているのです。人
数制限などする必要がどこにあるのでしょうか。」
県側「部屋が開いていないのです。」(事務室のような場所で
の交渉が続いている)
県民会議、反対協「事前に連絡が行っていながらそれはどうい
うことですか。用意するべきでしょう。それはとても県民の代
表として来た私達に失礼です。」
県側「部屋が開いていないのです。」(繰り返す)
県民会議、反対協「ならばもう一度上と調整してきてください
。」
県側とは話にならない状況があったため、もう一度11時に交
渉に入るとして県民会議、反対協は記者会見に臨みました。
集まった人達はその場で那覇防衛施設局、西局長が知事に対し
て「沿岸案の説明」をしていることが分かり、知事室前に20
名ほどで詰め寄りました。
知事室には二つの出入り口があります。本来出てくる場所で待
機し、西局長を持ちました。しかし、西局長は裏口から出よう
とします。
走っていって西局長に詰め寄ります。
マスコミと警備員にモミクチャにされながら
「沿岸案なんて許されない!!」「辺野古のおばぁ、おじぃ達の
話をきけ!!」「これ以上なぜ人殺しがしたいのですか!!」「私
達は基地建設を絶対に止める。命を賭けてもとめやる!!」と叫
びました。
西局長は苦笑しながら何も言わずに去ろうとしている。エレベ
ーターの扉をこじ開けて「話を聞いて答えろ!!」と叫びますが
、警備員に押し戻され、手を外され、またモミクチャにされる
。逃げられた。
県知事と西局長とのやりとりは後日書き込みます。
その後、知事公室長と県民会議、反対協の談判が始まります。
「知事はどのように対応したのか。」
「知事は現計画は受け入れられない。県外移設はベターだと言
いました。」公室長。
「はっきりと拒否なのか。」
「県外移設ではぶれないと言っておりました。」公室長。
「ぶれないとはっきりお願いします。」
「知事はぶれないとはっきりと言われました。」公室長。
とのこと。県知事を信用は出来ないものの、今のところは「県
外移設」を求めていることははっきりとしました。
〜市長にも説明〜
午後5時20分に市長に対しても西局長は説明をしています。
説明後に出てきた二人の発言です。
西那覇防衛施設局局長
「今日は現状の日米間で合意された内容を名護市長にご報告を
させていただいた。」「宿題は色々といただいている。」
「中間報告以降の具体的な指示というものは私の方では受けて
おりません。」
「最終決定に至るまでに名護市との調整を含めてやっていきた
い。」
「住民説明会を開く予定はない。」
名護市長
「1800mの滑走路と聞いて正直に驚いている。」
「新聞報道で沿岸案の合意を見てとても驚いた。」
「1800mという滑走路、地域に近い沿岸案には私から色々
と注文をつけさせていただいた。」
「この8年間名護市は基地建設計画について地元住民ならびに
名護市民に説明を行ってきたが、現計画では説明をする自信が
ない。」
「計画は地元の意向を聞きながら再度調整し、決定をしていき
たい。現在の計画では進められない。」
「拒否ではない。」
この時も集まった20名で西局長に詰め寄りましたが、西局長
は苦笑さえも浮かべて慌てて去っていきました。
怒り心頭です。
全国の皆さんに確認します。これは「決定」ではありません。
海上基地建設案も沿岸案も県民の8割は否定しているのです。
つまり、そのどちらであっても「案」でしかないのです。
「決定しているのではないか」と思われるのも仕方ないような
報道がされていますが、間違っています。
辺野古にいる私達は絶対に基地建設を止めます。
全国の代弁者であり、当事者である皆さんがあり続ける限り、
辺野古の火は消えず、さらなる大きな炎となって集まることで
しょう。
厳しい闘いが待っていることも確かです。それに備えて私達は
現段階で出来る全てを今に注がなければなりません。
私達も今の状況下で精一杯のことを行います。全国の皆さんも
私達と共に精一杯のことをしていて欲しい、そして、辺野古の
状況が変わった際には駆けつけて欲しいと思います。
そして基地建設のなくなった場所で出会うことを切に願います
。
絶対に止めましょう!!!
こんな理不尽な国なんていらねぇ!!!生き方までは支配出来な
い!!!
真実の声は辺野古にあるのです!!!基地建設を止めましょう!!!
リサイクルショップ☆じゅごんの家
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