Date: Wed, 14 Sep 2005 23:44:19 +0900 (JST)
From: じゅごんの家 <dugonghouse_in_okinawa@yahoo.co.jp>
To: キーストーンメーリングリスト <keystone@list.jca.apc.org>
Subject: [keystone 11408] 阻止行動日誌514日目。富田晋。〜”辺野古見直し陸上案”報道について〜
9月14日(水)
・防衛施設局による作業はありませんでした。海上での待機は
おこなわれています。
☆辺野古見直し報道について。
今日、辺野古に行くと朝のミーティングでは早速読売と共同通
信で報道(スッパ抜かれた)された「辺野古案見直しについて
」の情報が出回っていました。
海上での新ヤグラ建設の強行はありえるものでその警戒は絶対
に解きません。陸上での警戒も強めていきます。
まず、「辺野古は大丈夫なのではないか」と言われていること
に関して言えばまったくそうではありません。「海上」が「陸
上」に変わったからといって何ら変わりはないのです。そのこ
とを皆さんに説明しなければなりません。
・海上案
「海上案」は少女暴行事件によって沖縄の人々が「全ての軍事
基地の撤去」を掲げて県民集会をおこなったのを契機に差別的
なSACO合意によって示された案です。
辺野古の沖合いを2500メートルもの規模で埋め立てを行い
米軍事基地を作るというものです。「ヘリパッド」と言う名目
がついていますが、実際は輸送機さえもが着陸可能な巨大軍事
基地です。
辺野古に現在存在している辺野古弾薬庫の弾薬、物資とキャン
プシュワブ2500人の人員を効率的に動かす、今までにない
画期的な最強の基地です。
「普天間移設」を名目としておこなわれてきた「基地建設問題
」は決して「移設」ではなく、1966年から青写真が出来て
いた「新設、強化」された軍事基地なのだということを確認し
なければなりません。
1997年に名護市民投票によって「基地建設はいらない」と
あらゆる圧政を跳ね返して示され、それによって政府は米軍の
意向でもあった辺野古基地建設を強行的に進めるためにさらに
名護市民に対する圧力を強めてきました。
「生活を仕事をしたければ基地建設に賛成せよ」という脅しを
金と権力を使っておこなってきました。しかし、名護市民は市
民投票の炎を消さずに基地は要らないとこの9年間叫び続けて
きました。
そしてその思いが座り込み、海上阻止行動へと繋がり、阻止行
動が始まってから1年と半年間もの間一本の杭も打たせない状
況へと繋がってきました。
政府にとって名護市民投票、基地建設をいらないという8割も
の沖縄の思い、海上阻止行動は何よりも勝る恐怖となっていま
す。
自分達の根底を揺さぶられるという恐怖です。
この海上阻止行動によって一切の作業は止まり、辺野古の勇気
ある行動に対しての支持は着実に広がり、近隣の海人達を立ち
上がり、全国へ、世界へと広がっていきました。
・陸上案
今回の「陸上案」には政府の大きな狙いを感じています。
一つ目は「海上ではないのだから海への影響は少ない」という
言い方でそのことを各紙で宣伝していることです。
そのことを率直に海人に聞いてみました。すると、「それを本
当に信じている人間は海のことをまったく分かっていない。海
は、海人は山と川と海があって初めて成り立っている。海岸線
を埋め立てるだって??それがどれだけ自然を破壊するのか。
基地が出来ればその基地の使用においてどれだけの被害が、汚
染が出るかははかりしれない。陸上になったとてわったーは絶
対に基地建設を止める思いを貫く。」と言っていました。
基地からでる汚染が計り知れないということについて具体的な
例をあげれば、軍事ヘリ、爆撃機の使用において米軍は海水で
汚れた部分を真水で洗い流します。
ジェット燃料は中和出来るような物質ではありません。それを
洗い流せば海は計り知れない被害を受けます。
さらに流れるということは海流がある限り流れ続け汚染し続け
ることになるのです。
「陸上案」という政府の秘策は辺野古に関わっている自然保護
を目的とした人々や海人達を引き剥がすことを目的としている
ことがあります。
しかし、今、あげたように自然を破壊することは何も変わりは
しない。ジュゴンの生きる海の心臓を破壊しようとする行為に
何も変わりはないということなのです。
二つ目は「陸上案」にすれば基地内での建設となり、反対する
ことが難しいということです。
私は「だからなんなんだ」と言いたいです。だからなんなんだ
!!私達が基地建設を止めることに何の障害もない。
辺野古のおばぁ、おじぃ達は決してあきらめていないし、「絶
対に止める」と言い切っています。政府にはない人々の繋がり
と怒りは有刺鉄線を超えて基地建設を止めるのです。
私はおばぁ、おじぃの思いを基地を押し付けてきた責任として
その思いを引き受けて海上であろうが、陸上であろうが絶対に
基地建設を止めます。
今の沖縄の怒りは政府の戦争、軍事化政策にものすごい怒りを
持って生まれたものです。その怒りを止めることは絶対に出来
ない、私達はどんなことがあろうと絶対に基地建設を阻止する
。
そのことに全国の人達が賛同していただけるのではあればとめ
どない思いを声を力を辺野古と共に広げて欲しいと願っていま
す。
そしてそれは絶対に出来ることなのです。
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