Date: Wed, 7 Sep 2005 23:10:29 +0900 (JST)
From: じゅごんの家 <dugonghouse_in_okinawa@yahoo.co.jp>
To: キーストーンメーリングリスト <keystone@list.jca.apc.org>
Subject: [keystone 11370] 阻止行動日誌５０７日目。富田晋。作業船が降ろされる〜県警に「ＳＡＴ」誕生。

９月７日（水）
・台風の影響のため作業及び阻止行動は行われていません。

〜作業船が降ろされる〜
台風の影響もほぼ治まり、名護の西海岸は波が高いものの辺野
古がある東海岸は完全な凪の状態でした。
施設局は９月１１日の選挙をにらんでか、作業を今日は行いま
せんでした。
テント村はカヌー練習をしたり、潜る練習をしたりしました。
私は辺野古の外洋にダイバーの練習をする必要のあるメンバー
を連れていきました。
私もダイバーの練習のために辺野古の海の深海を見ていますが
、辺野古の海は禍々しくも美しい自然が広がっています。
潜ってみると。
魚たちは人間がいるととても警戒します。５メートル四方ぐら
いある黄色と白のイソギンチャクの中に見たこともないほどの
数のクマノミが群れていたりします。
ナマコだと思って触ってみたらウミウシで急に触手を動かして
動き出したり。もう、びっくりすること満載です。
私が潜ったのは１５メートル付近ですが、辺野古のリーフはま
るで迷路のような、洞窟のような状態になっていて、自分の場
所さえも分からなくなります。
なにか小さい頃に感じていた好奇心を思い出すようで、冒険心
をくすぐられます。

午後、台風の影響で陸揚げされていた辺野古の作業船が降ろさ
れ始めました。
作業船が降ろされるということは作業が開始される合図でもあ
ります。防衛施設局はヤグラ撤去時に「新しいヤグラは絶対に
建設する」と言明しています。
選挙期間中においてはことを荒立てることは考えにくいのです
が、選挙が終わる１１日以降海上での攻防は激しさを増すと思
われます。
絶対に新しいヤグラを建てさせてはなりません。海上を完全に
守るには６３箇所を同時に守る行動が必要です。リーフ内だけ
で４０箇所ものボーリング箇所が存在します。
多くの人の力が必要です。沖縄、全国から多くの人達が辺野古
に集まってもらえるように願っています。
基地建設は絶対に止められます。そのために多くの一人一人の
力が集まっていかなければなりません。一人の思いから世界は
変わっていきます。
辺野古に集まりましょう。差別のない未来を作るために。

〜県警に「ＳＡＴ」誕生〜
沖縄の県警に「テロ対策」の名の下に「特殊部隊」が置かれま
した。
現在の日本は「テロ」と叫べばどんなに力を集中させようが、
軍隊が演習をしようが、歴史を歪曲した教科書を作ろうが許さ
れるような状況があります。
８月に東京に行って驚きました。山手線で降りる駅、降りる駅
に機動隊がウロウロしています。商店街には日の丸が翻ってい
ます。
東京の駅前ではたくさんの署名活動や訴えがおこなわれていま
したが、ことあるごとにウロウロしている機動隊が入ってきて
文句をつけていました。
「テロ警戒」と称して沖縄で米軍に銃を向けられたのは住民で
した。現在の東京はそれと同じ状況にあります。
この状況は異常です。人が人らしくいられない町並みをただ眺
めていては何も変わりません。
武器を持たざるを得なかった人々に「テロ」とレッテルを貼っ
て大きな爆弾を落とす世の中で落としている側に立っている私
達は今、何をするべきなのか問われています。

基地建設を止めましょう。そこに真実があります。

リサイクルショップ☆じゅごんの家
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