9月2日(金)
・防衛施設局が建てたボーリング調査のためのヤグラが台風の
影響で今日一時的に撤去されました。

〜海上〜ヤグラ撤去
昨日の時点で辺野古漁港の作業船が台風のさなかなのにも関わ
らず降ろされ、これは「ヤグラ」の撤去てせはないかという話
がありました。
作業船が降ろされたことで今日の辺野古は朝から警戒していま
した。海上は風がじょじょに立ち始めている状況で危険でした
が、ヤグラにも午前8時ごろから座り込みのために人がのぼり
ました。
午前9時頃、テント村本部から「テント村に防衛施設局員と業
者の責任者が来た」との連絡が入ります。
無線の連絡では
「今日はヤグラの撤去を行いたいとのことで交渉に来ている。
ヤグラの撤去の時には人は下りてほしいということと、漁港を
資材を一時的に置く場所として使わして欲しいとのことも要求
された。」
今日は撤去以外の作業は絶対に行わないことを約束させ、海上
行動隊は監視のための最少人数を阻止船と共に残して全体が引
き揚げることを決定しました。
漁港を一時的に使うことに関しては他の作業では絶対に使わせ
ないことを通告した上で"今回に限って"OKしました。

作業は第五と第三から始まり、二つのヤグラの解体に午前10
時〜午後2時まで費やし、さらに第一と第二の解体も続けて行
われ最終的に午前5時ごろまで作業は続けられました。
この作業を監視していた私の感想ですが、確かにヤグラはかな
りの劣化が起こっており、クランプ(単管の接合機材)をトンカ
チなどで叩くといった作業もありました。単管自体も曲がって
いるものが幾つもある状態でした。
ただ、ヤグラ自体はまだ持つように思えました。前に反対して
いる人でこのような仕事をしている人に見てもらった時は「こ
のヤグラでの作業は十分に行える。半年は絶対に持つだろう。
」との判断をいただきました。
その通りだったと感じています。

〜ヤグラ解体について〜
ヤグラを解体させたことは私達の阻止行動によって基地建設に
伴うボーリング調査を完全に止めていることが証明されたこと
になります。
しかし、施設局は解体作業の交渉の際に「ボーリングヤグラは
必ずボーリング調査のために必要だ。私達は必ず新しいヤグラ
を建設する。」と言明しています。
つまり、状況は私達が止めきっていることを証明していますが
、阻止行動を続けていくことに何ら変わりはなく、辺野古の基
地建設を完全に止めるにはまだまだ多くの人達の力と支援、全
国での行動がもっともっと必要だということを示しています。
来週から始まると思われる新しいヤグラ建設をさせないための
行動に多くの人達が参加されることを切に願います。
そして前回の新しいヤグラ建設時のような施設局(国)の暴力を
許さない、基地建設を今すぐ白紙にしなさいという行動を声を
全国から政府へぶつけていかなければなりません。
それが海上で命がけで闘っている人達を守る行動だと考えます
。そして全国で現在も行動を続けている心ある人々が私達と同
じ海上で立っているという思いでいてくれたらとてもうれしい
です。

防衛施設局はこの間、各漁村を回り、「辺野古の作業船として
チャーターされないか」といった宣伝をしきりに行っています
。この時に備えてだったのかもしれません。
現在、私達はカヌー隊を再結成し、新しいヤグラ建設の闘いに
備えています。そして多くの海人達が海上に集まることでしょ
う。


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