From: 辺野古命を守る会 <henoko@f5.dion.ne.jp>
Date: Thu, 7 Apr 2005 21:17:51 +0900

Subject: [keystone 10593] 阻止行動日誌353日目。富田晋。「作業員の人の話し」。
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4月6日(水)
・作業台船の動きはありませんでした。防衛施設局による違法な強行調査を阻止しています。

〜今日の海上の様子
昨日の段階でスーパー固定ブイを積んだ作業台船が動いているということがあり、現場の緊張は続いています。
海上には40名以上の人が出て阻止行動を行いました。
今まで辺野古に突入された中で最大級の作業台船はスピードも今までの中で一番速いと思われます。
昨日は作業台船を突入させた際のアンカーを降ろす作業の練習だったと考えられます。
突入は間近に迫っています。

・第一ヤグラ(パシィフィックコンサルタンツ担当)
第一ヤグラでは防衛施設局側がヤグラ自体の傾きが激しく「クランプ42個の交換」を要求してきました。
42個のクランプ交換は作業の進行を意味しているため拒否し、防衛施設局側はヤグラの周りからの写真撮影だけを行って引き上げていきました。

・第二ヤグラ(サンコーコンサルタント担当)
防衛施設局側が「単管一本の交換」を要求し、それを拒否。
「前回寸法を測った時に記録に不具合が生じていたのでもう一度計らせて欲しい。また悪くなっているクランプの写真撮影をお願いしたい。」との申し出があったため了解し今日の作業はそれだけでした。

・第三ヤグラ(パシィフィックコンサルタンツ担当)
昨日からの約束だった「クランプ5つの交換」を了解し、それ以外の作業を阻止しています。

・第五ヤグラ(サンコーコンサルタント担当)今日、私は第五を守っていました。
第二ヤグラと同じ状況があり「単管一本の交換」は拒否し、寸法の測りなおしと悪くなったクランプの写真撮影だけを了解しました。

第五で話をしていた年配の作業員の方は「俺達の仕事は本来歓迎されて喜ばれるのになぁ」と言っていました。
本当にそうだと思います。作業員の方達はそういった仕事を通して誇りを持って仕事を愛してきたはずです。
私も一時期測量の仕事をしていたことがあります。
本来、ボーリングや測量といった仕事は人間が自分の生活場所をよくするために作った技術です。私たちが歩いている街道が真っ直ぐで平らなのはそういった仕事をしている人がいるからです。そしてこの仕事は決して自然を傷つけるためにあるものではありません。
国がこの辺野古に沖縄に基地建設を押し付け、沖縄にこんな仕事とか押し付けないことがこの状況を生み出しているということ。私はこの国を変えなければいけないと現場の作業員の方達に会う度に切に思います。
この国を変え、本当に誇りある仕事だけを出来る状況を取り戻す。そのために基地建設は絶対に止めなければなりません。
作業台船は絶対に突入させません。それは絶対に出来ます。

辺野古に力を貸してください。絶対に基地建設は止められます。今、現実的に海上で基地建設は止められ続けています。
阻止行動開始からはや1年が立とうとしています。今が正念場です。辺野古に集まってください!!