From: 辺野古命を守る会 <henoko@f5.dion.ne.jp>
Date: Wed, 6 Apr 2005 17:21:12 +0900

Subject: [keystone 10587] 阻止行動日誌352日目。富田晋。「スーパー固定ブイが動き出した。辺野古に集まってください!!」
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4月5日(火)
・スーパー固定ブイを積んだ作業台船が中城湾を出港!!現場が緊迫!!

〜今日のヤグラの様子
・スーパー固定ブイをつんだ作業台船が中城湾を出港。
午前9時15分「スーパー固定ブイを積んだ作業台船が中城湾港の岸壁を離れ、外洋に出て行った」と情報が入る。現場が緊迫します。
すぐに体制を整え、来た場合に備えました。
作業台船の動きが異常に早く「チケン島沖合いに停泊」との情報が15分後には入っていました。
ヘリ基地反対協から那覇防衛施設局に「作業台船を出したのか」確認をしたところ「出した」と答えました。那覇防衛施設局は「スパット台船を動かした」と言いましたがうそでスーパー固定ブイを積んだ台船でした。
「自衛隊の護衛艦が入港するために一時的にどいたのか」との問いに施設局は「そうではない。関係ない。」と答えています。
那覇防衛施設局の口ぶりは「堂々と乗り込んでやる」といったようで突入してくることを予感させました。
作業台船はチケン島沖合いで停泊している状況が続いたためナイワイ号が監視のために出港。アンカーを降ろしていることを確認しました。
緊張は続きました。
第二ヤグラには20人以上の人達が集まり、阻止船も10隻以上集まりました。全員に「どんな状況であれ止める」といった力強い表情がありました。

午後2時30分ナイワイ号が辺野古に戻ってきました。
「作業台船は前回来ていたもの(縦約100メートル、横幅約40メートル)の1.5近くあるものです。馬力も2倍ほどあるようです。」との報告がありました。
ただ、その後作業台船が中城湾に戻っていくのが確認され、午後4時には中城湾にいることが確認されています。
今回は私たちの側は10隻以上の阻止船、20人以上の乗組員、各ヤグラには8人ほどの人がのぼり、ヤグラにも阻止船がついていました。
ナイワイ号が中城湾まで監視行動にいったことを含めて施設局側は今日の作業を諦めたのかもしれません。
今回も海上保安庁の巡視船が多数出ていたようでしたから、突入の可能性は高かったと思います。
明日も緊張した朝を迎えます。
3月16日のスパット台船の強行作業の時は午前6時30分には作業を開始していました。そのこともあり、朝から気が抜けない状況が続くと考えています。
朝からが無理な人も声を掛け合って辺野古に集まってください。陸上、海上で座り込みをする人が必要です。自分がいけない方は知り合いや行ってくれそうな人達へと声をかけてください。
海上に必要なのは人の物質力です。それを維持する力も必要です。
人がいれば国は辺野古に手出しが出来ません。会場ではこれが明らかに出ます。この基地建設が絶対に潰せるものだからこそ、今なおさらに力が必要になってきています。

作業台船が来たとしても私は命がけで闘います。中城湾(民間港)に自衛隊の軍艦が入港しているという現実、タオユイタイ(尖閣諸島)、基地の固定化、戦争に突き進む日本で今基地建設を止めるという現実を作り出している辺野古。
全ての差別をなくすため、本当に助け合える世の中を作る第一歩が辺野古の基地建設を止めることだと思うから、絶対に退かない。何年ボーリング調査が延びようと基地建設は絶対にさせない!!

・第一ヤグラ(パシィフィックコンサルタンツ担当)
第一ヤグラではヤグラの傾きが激しい部分に関してだけジャッキアップを了解し、こちらのダイバーの監視下のもとで午前中に行われました。

・第二ヤグラ(サンコーコンサルタント担当)
第二ヤグラでは、ヤグラの単管の交換を要求してきましたが拒否し、「なら単管2本の撤去だけをしたい」と申し出があったので、「ヤグラがなくなっていく方向なら」ということで。ヤグラの梯子となっていた単管2本の撤去を了解しました。

・第三ヤグラ(パシィフィックコンサルタンツ担当)
クランプ1個の交換を了解し、午後に作業があり、今日の作業を終えています。

・第五ヤグラ(サンコーコンサルタント担当)
第五では第二と同じ状況でした。
「単管の交換」を要求されたため拒否したところ、防衛施設局側は「2本の単管の撤去をしたい」と要求を切り替えてきました。「ヤグラがなくなっていく方向ならよし」ということで了解し、ヤグラの梯子となっている2本の単管を撤去しました。