From: 辺野古命を守る会 <henoko@f5.dion.ne.jp>
Date: Mon, 28 Mar 2005 01:35:17 +0900
X-Priority: 3
Subject: [keystone 10558] 阻止行動日誌339日〜340日。富田晋。もうすぐ阻止行動に入ってから一年です。
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org

3月25日(金)24日、25日の海上の様子をまとめます。更新が遅れていてすみません。
・防衛施設局による違法な強行調査を阻止しています。

24日(木)
午前7時海上には40人以上の人達が海上での座り込みを開始しました。

午前9時頃に「スーパー固定ブイを乗せた作業台船が中城湾より動いている。」との連絡が入りました。現場には緊張が走りました。
その10分後には「中城湾を出港した作業台船は20メートル先で停泊している模様。」また10分後には「岸壁に戻っている。」との連絡が入りました。
私たちはいつでも立ち向かう思いで海上にいます。どんなことがあっても絶対に止めます。
リーフ内での作業はまったく行なわれず全ての作業を阻止しています。ただ、パシィフィックコンサルタンツがスパット台船を配置につけるための捨てアンカー(使い捨てのアンカー)の引き上げを行なっていたためこちらも監視のためにナイワイ号とゴムボートが向かいました。
こちらもダイバーが海底に潜りアンカーの場所を見ると前回(11月13日)にスパット台船を海上に置いた時と同様に今回も捨てアンカーを落としたことにより海底のサンゴ礁を傷つけていることが分かりました。
「環境への配慮」のカケラもない作業に怒り心頭です。
リーフ内の4つのヤグラ全てで作業を阻止し、今日を終えました。

海上は冬を終え、春の陽気になってきています。まだニンガチカジマイが続いていますのでしばらくは風が強いようですが。
まだ北風が吹くと寒いです。海上で南風が吹くように祈ったりします。それから作業船がもう来ないことを祈ります。
しかし、決して心細く感じたりはしません。多くの人達が沖縄、全国で一緒に基地建設がなくなる日を願い、沖縄、全国で基地建設を止めるための動きがドンドンと作られていくのを感じているからです。

稲嶺県知事が「県外移設を政府に要請」なんて見出しが沖縄の新聞の見出しにちょくちょく出るようにもなっていますが、決してあなどってはならない状況が辺野古では続いています。政府も知事も「辺野古の闘いをここで押さえなければ大変なことになる」と恐怖しています。
全国的に戦争を強制するために作られた日の丸君が代の強制が音をたてて響いています。それに対して心ある人達が「戦場に教え子を送るな」とビラを配布すると逮捕されるという状況が生まれています。
辺野古で基地建設を止めるということは戦争に繋がる全てを止めるための一役なのだと感じています。
私は辺野古で基地建設を止めます。
時代に戦争という強い風が吹いています。
それを止めるための土台が辺野古から作られようとしています。
この国とは違うあり方をもう一度考え、実践するための場所として、私たちの生き方をもう一度考え、生き抜くための場所として辺野古が存在するようになっています。
政府が恐れることは国を倒す力が人々の中からもう一度起ころうとしていることに対する恐怖です。
人が一人あり方を変えていくたびに辺野古の基地建設を止める、日の丸、君が代をなくす力となっていきます。
辺野古の基地建設を止めましょう。絶対に止められます。今まで以上に力を貸してください。辺野古の闘いは基地建設がなくなり、戦争を止め、この国が変わるまで続きます。

25日(土)
昨日スーパー固定ブイが動くという緊張感の中で今日も海上での座り込みは続いていました。
サンコーコンサルタントが担当している第二、第五のヤグラでは、安全点検だけがこちらの了解の上で行なわれそれ以上の作業を阻止しています。
パシィフィックコンサルタンツが担当している第一、第三のヤグラでは、機材の写真撮影だけをこちらの了解の上で行ないそれ以上の作業を阻止しています。

今日は7月から約8ヵ月間辺野古で頑張ってくれていたまこちゃんが最後の海上行動となったため第二ヤグラに集まり全員でまこちゃんのお疲れセレモニーを行ないました。
海上行動が終わってからも壮行会が行なわれ、夜遅くまで語り合いました。
本当にお疲れさままこちゃん。でも闘いはこれからです。これからも一緒にがんばっていこう!!