From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Tue, 15 Feb 2005 21:45:11 +0900
X-Priority: 3
Subject: [keystone 10337] 阻止行動日誌299日目。富田晋。
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2月11日(金)日誌の更新が多忙のため遅れています。ご理解ください。
・9日、10日と防衛施設局による違法な強行調査に対して阻止行動を行っていま
す。
9日、10日と防衛施設局はボーリング調査の進行に伴う作業の一切を私達に阻止さ
れ、クランプ(タンカンの接合器具)の締めなおしや電灯の電池交換だけをしていま
す。
・9日。
波が穏やかで各タンカンヤグラではたまらずに泳ぐ人が続出。「こんなベタナギは
わったー達も惚れ惚れするさ。辺野古はきれいだ。」と海人達が話しているほどでし
た。
全ての海面が透き通り、何の魚が泳いでいるのかまではっきりと見える。こんな海は
私も始めて見ます。
辺野古の海にもぐってみると時間が止まっているかのような感覚にさらわれます。一
息して水深5メートルの地点で泳いでみる。岩の中にたくさんの魚たちが群れていま
す。
海草が揺れ、珊瑚が懸命に光に向かい光合成をしている。
海人に「タコいるか覗いてみろ」と言われて岩の中をよく覗いていると黄色と青がま
ざったような色のウツボが顔を出していました。襲うそぶりは見せず、ポカーンと口
をあけていました。
第四のヤグラはものすごい数のウニがいます。まだ時期ではないようなので見守るだ
けにして海面に出て、息をします。
波がすごい時に切れてしまったアンカーがいくつか落ちているので引き上げます。重
いものを持って泳ぐのは大変です。5キロのアンカーが精一杯でした。
10キロアンカーを上げようとしたのですが自分が上に上がらないので、海人に相談
すると快く「待ってろ、引き上げてやる」と言ってくれます。もう一人の海人が「そ
ういうのは海人に任せなさい。毎日、20キロぐらいの荷物を持って泳ぐのだか
ら。」と言います。潜って10秒もしない内にひょいっと10キロアンカーを持ち上
げて持ってきてくれました。「重いものを持って泳ぐ時は横泳ぎの訓練が必要だよ」
と言われました。さすが!!
素もぐりを繰り返しているとさすがに酸素不足。酸素不足で海水を飲むと少し気持ち
悪くなります。でも、海の美しさにほれ込むと海上に上がってこられなくなります。
それほどきれいです。
この日第四のヤグラでは電灯の電池交換だけで作業は一切を阻止しています。
午後2時には作業船が引き上げていきました。
・10日。
作業船は小型船8隻、大型船3隻が出航していましたが、作業はまったくさせていま
せん。
第三のヤグラではパシィフィックコンサルタンツが「クランプの締めなおしをした
い」と申し出てきたので、先々週の金曜日の奇襲強行作業で敷かれずにおかれた足場
板4枚の撤去を条件にしたところ「もって帰る」とのこと。
第三の人達の活躍で足場板4枚の撤去をさせました!!すごい!!
この日も午後2時には作業船は引き上げていきました。
防衛施設局に「金土日の連休はどうするのか??」と聞いたところ、その時は答えませ
んでしたが、那覇防衛施設局に問い合わせたところ「連休は作業しない」とのことで
した。
金、土、日は作業が行われていません。