From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Thu, 27 Jan 2005 21:31:58 +0900
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Subject: [keystone 10244] 阻止行動日誌283日目。「パシィフィックが作業を強行。作業を完全に阻止!!」富田晋。
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org
1月27日(木)
・防衛施設局による違法な強行調査に対して阻止行動を行ないました。
満月が輝く中、辺野古の朝はイソイソと始まります。
どやどやと人が命を守る会事務所前に集まります。全国から届けられている
ウェットスーツに腕を通して、ダイビングブーツをはく。並べられているライフジャ
ケットはカヌーを漕いで阻止している時からのもの。命を守る会に置かれているもの
には一つ一つ人の気持ちが込められている。
大事な食料や防寒具はいつも命を守る会代表の金城祐冶さんや手伝いに朝来て
くれている人達が用意をしてくれています。水筒に入っているお茶はいつも温かい。
毎朝、船のエンジンの点検などをして出港する。燃料の点検、バッテリー、ポ
ンプに燃料のつまりがないか、ロープは切れていないか。いつでもどんな状況にも対
処するためには一つ一つに意識が必要なのだと学ばされます。
得に船は一人一人の命を乗せています。整備はかかせない。
午前7時、辺野古漁港を暗い中で出港。ヤグラへと向かう。
ヤグラに向かう途中に東村、国頭、宜野座、金武、石川の海人達と出会う。手
を振って確認する。「今日も頑張ろう。」声は届かないが漁船から声が聞こえる。
今日の状況。私は第四のヤグラを守っていました。
・第一のヤグラ
第一では午前中にパシィフィックコンサルタントが来て「写真を8枚撮らせて
欲しい」と申し出て来ました。「それだけなのか」とのこちらの問いにパシィフィッ
クは「このヤグラでは写真撮影だけでその他の作業は今日は行なわない。」とした。
第一にいる海上座り込みの人達や海人は警戒を崩さず、いつでも阻止する体制
をとりながら写真撮影を監視しました。
・第二のヤグラ
第二では午前中にサンコーコンサルタントが「腐りかけている鉄パイプ2本を
取り替えさせて欲しい」との要求がありました。
「ボーリングに関わる作業は撤去以外全てを認めるわけにはいきません。」と
拒否。
国頭から駆けつけている海人かっちゃんが防衛施設局員、作業員に三線を披
露。「沖縄の心を知ってほしい」と三線を通して懸命に訴えました。三線を弾いた後
に解説つき。「沖縄に沖縄を返しなさいという歌はずっと語り継がれている歌だ。基
地によって奪われた沖縄を取り戻すために人々が叫び続けている願いが込められてい
る。ここに基地は作らせてはならない。」と。
三線は辺野古の闘いの豊かさを象徴にしているかのように使われています。阻
止しつづけながら大切なものを学びあっていく大切なことがヤグラの上でも行なわれ
ています。
・第三のヤグラ
第三のヤグラは午前中は何もなかったものの、午後になり波が3mにも達し阻
止船を一度ヤグラを離したと同時にパシィフィックが乗り込み、作業の強行をしてき
ました。
足場板を無理やり敷こうとしたのです。
第一のヤグラに張り付いていた阻止船がすぐに応援に向かいました。撹乱のた
めに作業船の一部が第一に向かうそぶりをみせたりしていましたが、応援に駆けつけ
たフィリィア号はそのような撹乱には惑わされずに第三ヤグラの阻止行動に参加。
座り込みの人達が合計6名、作業員は合計7名での入り乱れての攻防戦となり
ました。
足場板を作業船から上げようとする作業員。足場板にしがみつく座り込みの
人々。ヤグラの上部にはすでに足場板が乗せられており、作業員数名が上がりこみ足
場板を敷く作業を強行しようとする。座り込みの人達が板にしがみつき止めに入る。
30分に渡る攻防の結果持ち込もうとした足場板を撤去させ、完全に作業を止
めました!!第三の座り込みの人達すごい!!
・第四のヤグラ
私が守っていた第四のヤグラではサンコーコンサルタントの作業船4隻が来る
ものの写真撮影をするだけで終わっています。
今日、この頃ヤグラでは海人達から私達が指導を受ける方が多くなっていま
す。
ヤグラから撤収しようとする時も「待て!もうちょっといよう。」とか「ロー
プのかけ方をこうしてあーして」とか。色々です。海人が本気になるとすごい。
今日も完全に阻止!!!