From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Tue, 7 Dec 2004 20:11:52 +0900

Subject: [keystone 9984] 阻止行動日誌233日目。富田晋。作業員がカヌー隊の50代の女性をタンカンやぐらから突き落とした!!!
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・この5日間風邪のためにダウンしておりました。軟弱者で申し訳ありません。久し
ぶりに日誌を書きます。
12月7日(火)
・防衛施設局による違法な強行調査に対して阻止行動を行ないました。やぐらから女
性を突き落とすという暴行を防衛施設局が行ないました!!

季節はずれの台風27号が沖縄から離れ、波もだいぶ治まって来ていました。海は"
ナギ"の状態です。私もこの間休んでいましたが、台風のお陰もありこの5日間は作
業は中断されていました。本当によかった、今日から頑張ろう!!
海上は台風27号により沖合い用のやぐらスパット台船が撤去され、リーフ内の建設
途中だったタンカンやぐらも1つ撤去され、撤去作業台船2隻を中城湾港に戻し、5
ポイントのやぐらの上に乗せられた足場板とくい打ちのための機材を撤去していま
す。
現在は沖合いにやぐらはなく、リーフ内のタンカンやぐらも4ポイントです。
中城湾港に陸揚げされ、解体されたスパット台船、スーパー固定ブイは解体されたま
まの状態と午前中に確認されました。

午前9時30分、辺野古漁港が騒がしくなります。作業船、警戒船にエンジンがかけ
られたので私達も5隻の阻止船を出港させました。
作業船8隻がキャンプシュワブの浜辺で資材、作業員を乗せている間に阻止船がカ
ヌー隊を曳航しポイントに配置しました。
午前中は作業船に乗っている人数も少なく感じます。午前10時作業船が航路左に位
置するポイントへと動き出す。緊張が走る。
航路左のポイントでは作業船4隻が「オイルフェンス(作業による海の汚染を防ぐた
めのウキ)を張りたい」と言ってきました。作業をしなければ汚濁防止をする必要性
もありません。しばらく作業をしないで欲しいというこちらの訴えとやりとりがあっ
た後にシュワブの浜辺の方に戻っていきました。

他4隻の作業船は航路の右奥に位置するリーフ上に建てられたやぐらへと近づいてき
ます。
台風時にとった足場板の搬入を作業員10人ほどと共に強行してきました。
カヌー隊5名で止めに入ります。1時間以上の攻防の末に足場板の搬入を阻止し、昼
休みに入りました。

午後1時30分作業船が動き始めます。
一番東のポイントでも資材搬入への阻止行動が行なわれました。5名で30分以上に
渡って阻止し続け、一部の足場板搬入を許しただけでほぼ何もさせませんでした。

午前中にオイルフェンスの搬入を止めた航路左のポイントにも作業船4隻が囲み資材
搬入を作業員10名以上と強行してきました。
このポイントは今日女性だけのポイントでした。午前中に行ってそれを確認し、午後
には強行作業に入る。明らかな女性蔑視です。
しかし、その攻防の中であってはならない行為を作業員が行ないました。
足場板搬入に対して阻止に入ったカヌー隊の女性たちに対し足場板でもって&#25681;
まっている手を押さえつけ足で踏みつける。頭を出していれば足場板で押さえつけ
る。これだけでもおかしなことがまかり通っている。
作業員はタンカンに&#25681;まっていた女性の手を振り払いました。安定のとれなく
なった女性は後ろにまさかさまに落ちました。下が海ならば良かったのですが、下に
足場板を積んだ作業船がいました。
女性は首から落ち、受身をとることも出来ず、体の重みがもろに首に行ってしまいま
した。その現場に居合わせたカヌー隊の女性たちは悲鳴をあげ彼女の元に駆け寄りま
す。「首の骨が折れたと思った」とその時の状況を語っていました。防衛施設局はそ
れを見ても作業を中断しようとせず、作業を続け、足場板を搬入させました。作業船
の上では女性が10分も動けずにじっとしています。上にいた作業員から笑い声さえ
聞こえる。怒りで心と体が震える。
10分して女性は自力で起き上がりましたが、顔が青白い。脳震盪を起こしている。
海上保安庁が作業を中断させます。前回と同様に「双方の事情を聞きたい」とのこ
と。
とにかく人命が第一なので船で頭を打った女性を漁港に連れて帰り、すぐに病院へ連
れて行きました。現在も女性は病院の脳外科と接骨院で精密検査を受けています。

こんなことがこんなことが許されるはずがありません!!防衛施設局の執拗な海上での
嫌がらせ、暴行に耐え続け、違法な作業をとめ続けている人に対してなんという仕打
ちをするのですか!!!私は絶対に許さない!こんなことを平然とやる防衛施設局、政府
は人の生命をなんとも思っちゃいない!!人を踏みつけている人はその痛みがわからな
いのか!!
それでもその女性は「作業を中止させて・・・」と訴えていました。この声に応えま
しょう。こんな理不尽な作業を許さないために全国から声を上げましょう!!