From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Thu, 18 Nov 2004 19:48:03 +0900
Subject: [keystone 9877] 阻止行動214日目。富田晋。
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org
11月18日(木)
・ボーリング、くい打ちのためのやぐら設置作業に対して阻止行動を行っています。
午前8時、辺野古漁港より作業船、警戒船が出航。カヌー隊および阻止船も出航。
私と夏芽さん、そしてカヌー隊の何隻かは昨日建てられてしまったボーリング作業や
ぐら(キャンプシュワブ沖合い)に向かう。まだ半分もできていないが、20本ほど
の鉄パイプが海面に突き出していた。その周りをオイルフェンスが囲んでいる。海の
上の異様な光景。この状況を直視し、絶対に止めなければいけない。
カヌー2隻がオイルフェンスの中に入り海上での座り込み。私と夏芽さんの船は20
本の鉄パイプの周りに停泊。完全にここでの今日の足場建設を止めました。
オイルフェンスの中では5人の人が「プカプカ隊」。「海の中は暖かーい。温泉みた
いー。」と楽しんでいました。しかし、流石に午前8時から午後4時まで海の中にい
るとふやけます。
船の上は雨風が吹きつけしだいに寒さが増し、体に震えを感じるようになります。
うーーむ、海の中は気持ちよさそう。
海上で座り込みをしている間はなんでか、警戒船と楽しくゆんたく。「酔った人がい
るから漁港まで乗せていってあげてよー。」とプカプカ隊。「げろーと吐いて、魚集
めて、この海は豊かですよーとか言うんだろぉ」と警戒船の船長。笑い話に花が咲い
ていました。
午後に入り、私は疲れが出たのか体の震えが止まらなくなり少しダウン気味に。午後
3時まで船上で耐えていましたが、周りの人たちが心配して下さり船長を交代して陸
地に戻りました。海にいると陸が恋しくなり、陸にいると海に出たくになる。なんか
変な感じです。
その後、カヌー隊が午後4時に戻ってきたので後の状況を聞きました。
私達が東(キャンプシュワブ沖合い)のポイントを阻止している間、豊原、久志集落
の沖合いでは激しい攻防戦がありました。
航路から300メートルと離れていない場所にキャンプシュワブから資材を積んだ作
業船が猛スピードで突っ込んでくる。曳航されていたカヌー隊はすぐさまそのポイン
トへと向かう。
作業船からダイバーが降りる。急いでカヌー隊が曳航を解きポイントへと向かう。警
戒船が3隻でもってバリケードを張る。何隻かのカヌーが阻まれたが、すり抜けたカ
ヌーがポイントへ入り資材を降ろす作業を阻止。
防衛施設局はすぐさまそのポイントあきらめ、離れ、猛スピードで次のポイントへと
走っていく。どうやら最初に来たポイントは次に行くための「布石」「ダミー」で
あった。急いでカヌー隊が集合し、次のポイントへと向かう。
次のポイントではすでに鉄パイプを海中に降ろして、ダイバーが組み立てを始めてい
ました。バリケードを突破してカヌー隊が阻止行動に入っていく。
建てられてはならないとカヌー隊のメンバーがパイプにぶらさがったりする。作業員
がくすぐって振り落とす。その辺がなぜか平和的です。
夏芽さんも私がいるポイントから離れ、そのポイントへ潜るために向かう。夏芽さん
が入ろうとすると作業員達が夏芽さんを集中的に拘束。そのポイントでの作業はすべ
てを止めるとまではいかなかった。
今日は2ポイントでの足場建設は完全に阻止しました。
この調査の不当性を全国で必死に訴えてください。現場では命をかけた必死の阻止行
動が続けられています。絶対に止められます。力を合わせて闘いましょう。