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Date: Sat, 30 Oct 2004 23:44:45 +0900

Subject: [keystone 9754] 阻止行動日誌194日。富田晋。リーフ内での作業は終了か??外洋で阻止行動!!
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10月29日(金)
・防衛施設局の違法な強行調査に対して阻止行動を行ないました。

午前7時、ゲート前からの連絡では「午前6時30分に防衛施設局員の出入りがあっ
た」とのこと。
午前8時20分、漁港内の大型船舶4隻と小型船舶2隻が出港。カヌー隊、阻止船も
出港。今日は漁港内のリーフ内の調査をするための小型船舶に動きがないようでし
た。
しばらく、リーフ内でカヌー隊を曳航して待機していましたが、リーフ内での調査船
に動きがないため、私は外洋へと出ることにしました。

外洋では、マナヌ岩近くで大型船2隻と小型船1隻がチームを組みダイバー達を乗せ
ていました。久志集落の沖合い、外洋には作業船「未来」「ゆいまーる」が調査をし
ています。どうやら「磁器探査」の作業をしているようでした。
私は「未来」に向かいました。

「未来」は船首から2本のロープをたらし、海底になんらかの機器を備え付けている
ようでした。船首から「OCEAN」と書かれたヘルメットをかぶった業者数人がしきり
に海底を覗いています。磁器探査の作業は少しづつ船を前進させ、何か反応があった
場合にはその場であたりを調べます。その通りのことをしていました。
私達は「未来」の前に立ちはだかり、作業をとめに入る。
警戒船「ゆいまーる」が私達の船を追走し、後ろから船をぶつけるようなそぶりを見
せつけながら迫ってくる。「ゆいまーる」を避けて「未来」の前へ。その繰り返しで
す。
「未来」の前に船をつけられるのが相当嫌なのか、「未来」の作業員達は「ゆいまー
る」へ私の船をどかすように何度も指示を出していました。
阻止船2隻の阻止行動に「未来」が右往左往している。その内に海底で何かがあった
のか、「未来」の動きが止まる。
作業員達が話し合いを持ってダイバーを降ろすようなのでいったん船をその場から離
す。どうやら海底で磁器探査の機器にロープが絡まり、海底に引っかかっている状態
のようでした。
「未来」は磁器探査機器を船尾に上げ、「ゆいまーる」と共に私達の前から逃げ出し
ました。
時計を見ると12時を回っていたため、昼休みに入ったのだろう、ということで他の
調査船も見つつ漁港へと戻りました。他のダイバーを積んだ調査船も昼休みに入って
いました。

昼ごはんを詰め込み、小休止した後、午後1時30分に再度、阻止船を増やして外洋
へと出ました。
しかし、「ゆいまーる」「未来」は戻るわけもなく、私達を確認するとそのまま外洋
へと出て行きました。他の作業船もシュワブへと戻っていくようでした。
私達もその場を引き上げました。

この日カヌー隊は今まで船に乗ったことがある人が少なかったので乗れる人で海を走
りました。途中、別の船を操船中の大西さんから声をかけられ、大浦湾の案内をして
もらいました。
「この辺に枝浜サンゴが群生していて、そこにくまのみがたくさんいるんだ。見え
かー?」と大西さん。
「うーーん、これかなぁ?」透明度は高いのですが、水深が5メートルほどあるので
ちょっと上から見ることは出来ませんでした。
次は潜ってみるぞ!!