From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Sat, 30 Oct 2004 23:43:29 +0900
Subject: [keystone 9752] 阻止行動日誌192日。富田晋。
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org
・日誌の更新が遅れていたことをお詫びします。3日分が一気に届くことをお
許し下さい。
10月27日(木)
・防衛施設局による違法な強行調査がありました。
午前6時45分、キャンプシュワブ第一ゲート前に行くと阻止、監視行動のた
めに何人かの人達が立っていました。現在の状況を聞くと「いまところ防衛施設局が
入った様子はない」とのこと。
防衛施設局は午前5時55分に来たこともある。わざと時間帯をずらして来る
時があります。しかし、そこに立っているという行動がとても大切なことです。
午前8時、漁港よりリーフ内の調査のために小型船舶4隻、外洋の調査には小
型2隻と大型4隻出港しました。私達も阻止船とカヌー隊を出港させる。
私はさくら丸に乗り込んでカヌー隊を曳航、フィリィア号にダイバーが乗りま
した。
午前9時キャンプシュワブから資材を積み込んだ調査船がリーフ内に入ってく
る。カヌー隊を曳航している私達が立ちはだかる。調査船は私達を4隻で撹乱し、私
達の阻止線を抜いていく。すぐにフィリィア号が後を追う。
久志集落の沖合いに調査船がアンカーを降ろします。ダイバーを投げ入れる。
フィリィア号からもダイバーが降り、海中での攻防戦が始まります。少し遅れてカ
ヌー隊が到着。調査ポイントの確保をするため円陣を組む調査船の中に入っていく。
防衛施設局のダイバーは15分と調査をせずに船にあがる。このポイントでの
調査を完全に阻止。
調査船は慌てる様子で別の調査ポイントに高速で船を走らせる。すぐにフィ
リィア号が追う。私はカヌー隊に集まってもらってまた曳航し、次の調査ポイントへ
と船を走らせる。焦る気持ちがスピードにも出る。カヌー隊が1度転覆してしまっ
た。やはりカヌーを引っ張るのに無理は絶対に出来ない。
フィリィア号のがんばりを信じ、しかし、早く駆けつけて援護しなければいけ
ない。
キャンプシュワブ沖で調査を開始した調査船をまたも止める。
調査船は焦る、焦る。次のポイントへと30分も立たない内に走り出す。
今日はそういう一連の行動を繰りかえし、4ポイントの調査の内の3ポイント
をとめました。
外洋での調査は残念ながらとめに入ることが出来ていないが、リーフ内は確実
に止めることが出来ています。
・ちょっと面白いエピソード
今日の調査を阻止する闘いに参加していた大西さん(ヘリ基地反対協共同代表)
の日誌にこんなことが書いてありました。
アドレス:http://www.geocities.jp/teruo024/
「 船の上の愚直、愚直な抵抗
今日は1日中船の上、調査現場で昼食を始めた。よほど台風と海の上での抵
抗で仕事が遅れていると思う。船とカヌーでの昼食となる。おなかの調子が悪くチビ
ル、潜水具に変え海で洗う。水中ビデオの訓練で3回泳ぎ調査ポイントですでの訓練
をする。40代までは数時間泳いでいたが、耳も悪く途絶えていたのでなれる目的で
もある。」
大西さんの日誌ってとっても面白いです。「愚直」の言葉の通り、愚直で素晴
らしい文章が毎日更新されています。「チビル」なんて言うことをまじめに書くとこ
ろがまた面白い。
ついでに言うとカヌー隊でがんばっていた人が一生懸命そばを泳いでいたので
ちょっと心配。