From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
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Date: Mon, 13 Sep 2004 19:27:35 +0900

Subject: [keystone 9386] 阻止行動147日目。沖縄の怒りの大爆発!!基地はいらない!!沖縄を出撃基地にすんな!!
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9月12日(日)
・防衛施設局、調査はありませんでした。

座り込みは宜野湾で市民集会があるのでいつもより少なく、午前中に20人ほどが集
まり、テントを立てました。宜野湾市民集会に参加するという人達が何組か集まり、
合計で50名ぐらいの人達が来ていたでしょうか。
昼を回り、座り込みの参加者もじょじょに宜野湾に向かいました。座り込みには小禄
さんを含む6名ほどのおばぁが「今日は宜野湾で集会だけどわったーやここを守って
おくさ!!」と言って座り込んでいました。
居酒屋で働いているという沖縄の人が来て色々と話をしました。「辺野古の話を聞い
た大和に住む友人がいてもたってもいられなくて千羽鶴を折って送ってきた。今日は
それを届けに来たのです。」とその人。「ありがとうございます。」おばぁ達の前で
手紙を読みました。「僕は沖縄人としてさらけだして生きたいと思っているのです。
差別を抱える、基地問題を抱える沖縄人として。」とまたその人。
とてもうれしい出会いでした。私は大事な事務所番を任されていたため3万人には出
会えませんでしたが、彼一人に出会えたことはそれ同等にうれしいことでした。

2時頃、「そろそろ、始まっただろうなぁ」と思っていたら亜季ちゃんから写真の
メールが送られてきました。遠くまで見えないぐらいの人達が沖国大のグラウンドに
座り込んでいる写真。圧巻でした。その時は推定2万人だと考えていました。
「主催者発表で3万人!!」とメール。あーーーきさみよぉぉぉぉ。座り込みをしてい
たおばぁ達から歓声が響く。ものすごい衝撃でした。
宜野湾市は「1万人」を目指していた。それをはるかに上回った。9月5日にやる予
定が台風で12日にずれこんだため大和からの支援者はほとんどいなかったはずで
す。宜野湾ー沖縄の総決起と言える状況です。
今日、座り込みにはたったの10人余りでした。しかし、その後ろには宜野湾市民の
3万人。そして、その後ろにつながる数え切れない人達と共に座り込まれています。
そのことを辺野古の空を見上げながら実感する日でした。

大阪行動のMLで流れた沖縄人の方の言葉をそのまま引用すると。「95年の少女暴行
事件に抗議した10・21集会(8万5千人)に次ぐ規模の大結集です。95年に[沖
縄の反乱]といわれた米軍基地撤去を求める闘いが、10年の試練をくぐりぬけて、
新たな大爆発を開始した。」まったくその通りです!!
防衛施設局よ、もう沖縄の怒りは止められないぞ!!覚悟しろ!!

以下、宜野湾市民集会決議文。

米軍ヘリ沖縄国際大学への墜落事故に抗議し、
普天間飛行場の早期返還を求める市民決議


2004年8月13日、午後2時15分頃、沖縄国際大学本館に米海兵隊所属CH-53D
型ヘリコプターが接触し、墜落炎上するという大惨事か起こった。
 墜落ヘリは、沖縄国際大学本館の機能を麻痺させ、本館を削り取ったブロック片や
部品が地域住民を襲い、その結果、多くの市民が被害を被った。
 墜落ヘリの乗組員3人の負傷だけですみ、民間人には犠牲者が出なかったのは奇跡
としか言いようがない。今回の事故は過去に起きたヘリ事故の中でも、最悪の事故で
あり、日米両政府及び米軍に対し、強い怒りを持って抗議する。
 さらに、米軍は日米地位協定を盾にして、拡大解釈により事件現場の立ち入りを制
限し、所有者である沖縄国際大学関係者はじめ、宜野湾市及び県の関係機関を含め日
本側の捜査、調査を排除した。そのために、大学運営の回復や地域住民の不安を取り
除くための事故原因の究明や被害実態の把握に支障をきたした。提供施設外において
米軍が優先され、法治国家である日本の主権が侵害された実態は、異常な事態と言わ
ざるを得ない。
 また、市民、県民が、連日この事故に対して抗議し、米軍機の飛行停止を求めてい
る最中、「原因究明まで事故機は飛ばさない」と在沖米第四軍調整官が自ら発表した
にもかかわらず、8月22日の静かな日曜日に次々とCH-53Dヘリを飛行させたこと
は、私たち宜野湾市民はもとより、沖縄県民に対す悔辱であり、挑戦と受止めざるを
得ない。
 1966年のSACO最終報告によると普天間飛行場の返還合意の原点は、危険きわま
りない欠陥飛行場を取り除き、県民の基地負担の軽減を図ることであったはずであ
る。返還期限の7年がすでに経過し、今回のヘリ墜落事故は、その原点が極めて問わ
れるものであり、日米両政府には今こそヘリ基地としての運用を直ちに中止させ、普
天間飛行場の早期返還を実現するよう求める。
 すでに普天間飛行場所属機50機のうち40数機が同基地を離れていることが発表
されており、残る10数機を早急にハワイ等に撤退するように併せて強く求める。


1.被害の徹底調査と事故原因を明らかにし、すべての被害に対する謝罪と完全補償
を早急に実施すること
1.すべての米軍機の民間地上空での飛行を直ちに中止すること
1.ヘリ基地としての運用を中止すること
1.危険極まりない普天間飛行場を早期返還すること
1.SACO合意を見直し、辺野古沖への移設を再考すること
1.日米地位協定を抜本的に見直しすること
  以上決議する。
     2004年9月5日 
             沖縄国際大学への米軍ヘリ基地墜落事故に抗議し、
             普天間飛行場早期返還を求める宜野湾市民大会

あて先
米国大統領/在日米国大使/在日米軍司令官/在沖米四軍司令官/在沖米国総領事館
内閣総理大臣/外務省/防衛庁長官/防衛施設庁長官/外務省特命全権大使
那覇防衛施設局長/沖縄県知事