From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Fri, 10 Sep 2004 18:58:34 +0900
Subject: [keystone 9358] 阻止行動145日目。海上ではボーリング調査を阻止。
X-BeenThere: keystone@list.jca.apc.org
9月10日(金)
・海上での阻止行動が続いています。
今日も防衛施設局は「ボーリング調査に着手した」という既成事実作りのためだけに
調査を行った。以下、メールで流した文章です。
海上調査阻止行動。陸上阻止行動。
現場報告。9月10日(金)昼までのまとめ。
・午前9時28分。
抗議船からの連絡で作業船「みらい」が沖に到着と入る。辺野古漁港からは4隻の船
が出港した。2隻はマスコミの船。2隻は「監視船」「警戒船」だと思われるが、出
航するときには何のマークも付けていない。
・午前10時35分。
長島とマナヌ岩の間、抗議船1隻がリーフ内から沖合い500mの地点で作業船5隻
を見つける。それに対して抗議及び監視行動を行う、沖合いには全部で7隻。1隻は
作業船「みらい」、2隻は海上保安庁、残り4隻は漁船で2隻はマスコミの船。2隻
は警戒船のようです。
キャンプ・シュワブに停泊している漁船3隻に「警戒船」「調査船」とくくりつけら
れていた。抗議船はその看板を見てキャンプシュワブ近くの現場に向かった。しか
し、まったく調査をしている様子がない。しばらくして「ダミー」だと気づく。
マナヌ岩近くに漁船が3隻来ていた。その漁船にも「警戒船」「調査船」と書いた看
板がくくりつけられている。その方に向かい、そちらが調査を開始したと気づく。今
日の調査はリーフ内である。
抗議船2隻が阻止行動を開始。調査船3隻は「ポイントブイ」をマナヌ岩近くに1
本、長島近くに1本投げ入れただけで作業を中断させ、調査船はキャンプシュワブへ
と敗走した。
抗議船2隻はさらに追い詰めるため、敗走した調査船3隻をキャンプ・シュワブ沖に
ある長島まで追いかけた。
その間に抗議船乗組員達がキャンプ・シュワブの浜辺ほうに目をやると青いテントが
数個建っており25名ほどの人間が見える。25名の半数が防衛施設局員だったとの
こと。中に「立ち入り禁止」のプラカードを持った防衛施設局員数名がいた。そして
こちらを監視しているようだった。
その報告を受けた座り込み参加者は海岸沿いで抗議行動を開始。声をあげ続けた。
・午前12時00分。
昼食のために防衛施設局は調査を中断し、キャンプシュワブ内に逃げ込んだ。私達の
抗議船も一時戻った。
午前の攻防は完全に勝利。午後も攻防が続く。気は抜けない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この後の状況を書くと、天侯の悪化のために作業船は午後は一切出ません
でした。
防衛施設局は昨日から今日にかけてたった「5本のポイントブイ」を海に投げただけ
で終わりました。
命を守る会が繋げてきた関係がこの状況を生み出しています。
今、防衛施設局は遠くの漁港から船を出す以外に手立てがない。辺野古400名の座
り込みにも沖縄ー東京の怒りに触れ、恐れ、手が出せない。
現場では、陸上と海上との連携によって見事に調査が阻止されている。
いまだかつてなかった闘いが始まった。いずれ、防衛施設局は辺野古漁港の確保(占
拠)のために乗り込んでこなければならない。「だからなんだ!!」と言いたいので
す。
沖縄の怒りはそんなものじゃない。
今、座り込みには今まで沖縄ー日本の底辺で抵抗をし歴史を作ってきた人々が集い、
一緒に座ってこれからの世界を論じている。それに触れた私の世代の人達がゴロゴロ
変わっていく。
「新しいあり方」を持った人がどんどん生み出されていると言って良いと思います。
その人達を生み出していることが防衛施設局(国)の負けなのです。
そんな尊い人達と戦時下の沖縄で生き抜いてみせる。
海上でも陸上でも基地建設は阻止してみせる。
明日もがんばろう!!