From: "辺野古命を守る会" <henoko@f5.dion.ne.jp>
To: <"Undisclosed-Recipient:;;"@mx-list.jca.ne.jp>
Date: Tue, 24 Aug 2004 13:06:27 +0900

Subject: [keystone 9201] 阻止行動127日目
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      8月23日(月)
      ・防衛施設局は来ませんでした。

      台風のため、今日も事務所前での座り込みが続いています。風に煽られて雨よ
けの張りが破れそうなのでみんなで補強したりしました。

      座り込みには県内外からたくさんの人が訪れていました。
      午前中は社民党の党首福島瑞穂さん、国会議員の東門美津子さん、照屋寛徳さ
んも駆けつけ事務所前で集会がもたれました。
      命を守る会代表の金城祐冶さんは発言の中で「今は党派がどうと言っている場
合ではない。党派を超えた共闘を望んでいます。今、一人一人が人間として”今やら
なくていつやるのか!”ということが問われている。共にこの状況を切り開き、基地
建設をなくしていくことを切に願います。」と話しました。
      現在、現実的に初めて沖縄の闘いが東京、国会まで上り詰めています。今ま
で、沖縄出身の心ある国会議員がいくら沖縄のことを訴えても政府は無視を決め込ん
できました。しかし、それができなくなっています。理由は他でもない沖国大事件を
契機とする沖縄の人達の怒りの爆発です。
      もし、政治家達が国会議員が沖縄の人達を思うのなら、党派なんていうものを
超えて人として今の日本政府を変えるため、私達と気持ちを共に立つべきなのだと感
じています。
      沖縄では今、党派を超えて、今まで「基地は必要だ」と言ってきた人達を含め
て普天間基地の早期返還を求めています。それはつまり沖縄県民の総意としての要求
なのだと思います。県知事だけが日本政府に迎合して「辺野古は進める」としていま
す。
      宜野湾市民の計り知れない恐怖の渦を政府は知事は受止めようとせず逃げ回っ
ています。

      午後、座り込みには読谷に泊まっている関西の学生達が来ました。「おばぁ達
の話を聞きたい」と来たので、たえさんや小禄さんが話をしました。
      「あんたたちのためよぉ。わったー達がここに座っているのは。多くの人達の
生命がかかっている闘いだから。歳だなんていっていられないさ!でもやらんと。
わったー達は体をはるのにも限度がある。やはり体を張って止められるのはあんた達
若者なんだよ。戦争はやっちゃいかん。もう戦争には飽きたさ。」とおばぁ達。
      その後、私からもレクチャーをさせていただきました。今日、祐治さんが訴え
ていたことを含めて私達が今何を求められているのか下手ですが、一生懸命訴えまし
た。関西に帰ったら「大阪行動」で駅前に立ちたいといってくれました。
      座り込みに来た1時間前と帰る時の顔の深みが増していました。
      何度もいうようですが、どんな奪い合いよりも利益のための殺し合いよりも
ずーーっとこうやって人が何かを引き受け変わっていくことがどんなに素晴らしいこ
とでしょう。その度に疲れている心が洗われるようです。これを命ぐすぃと言います
ね。
      彼女、彼らに学び、もっと自分を磨いていきたいと思いました。

      台風も直撃を避け、なんとか無事に座り込みを終えました。

      ※お詫び。
      8月21日(土)の日誌の文中に宮森小学校の元教師である新里律子の講演録
を他のホームページから乗せさせていただきました。
      その文中に「満州」という言葉が出てきます。現在その言葉は差別用語として
あります。講演をされた方は「満州」と使うように日本帝国下で教育をされ、それが
染み付いてしまっている部分として文中に出てきていると考えます。
      決して私自身はこの言葉を認めていません。日本の戦争責任において、そして
現在の日本を認めない人間として「満州」を認めない立場であることをはっきりとし
ておかなければならないと存じます。現在、このポームページ及びメーリングリスト
で在日の方や中国の方が見ていると思います。私の説明が足りなかったことを心から
お詫び申し上げます。

      ※国会前座り込みホームページが開設されました。毎日更新しています!!
      http://iogi.kt.fc2.com/
      ですぜひ見てください。